台湾メディアの東森新聞は28日、春節（旧正月）連休が始まり、中国・台湾から観光客が日本に押し寄せている現状を伝えた。

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記事は、「（旧）正月の連休を利用して海外旅行に出かける人が大勢いる中、特に人気の旅行先が日本だ」と言及。「飛騨牛と世界遺産・白川郷で有名な岐阜県は、温泉や雪景色などで中国や台湾からの観光客を魅了している」と伝えた。

その上で、雪が降り積もる岐阜県高山市を訪れていた上海からの観光客が「温泉と飛騨牛を味わうために来た。この二つはとても有名」と語ったことを紹介。観光客らは陣屋前朝市で果物を選んだり、人力車に乗って歴史ある町並みを巡り古都の風情を味わったりしていると伝えた。

春節連休に当たる今後1週間、多くの中国系観光客が同市を訪れるとみられている。

記事はまた、群馬県の草津温泉スキー場にも多くの中国・台湾からの観光客が訪れていると紹介。ただ「彼らの目的はスキーではない」とし、ある台湾人観光客が「この景色を楽しむためだけに来た。雪景色を満喫するだけで、スキーはしない。この後、コーヒーを飲みに行く予定」と語ったことを伝えている。

スキー場ではほかにも、スキーをせずに雪だるまを作るなど雪遊びをする台湾人観光客の姿が見られたといい、記事は「春節の休暇を利用して日本でのひとときを楽しんでいるようだった」と伝えた。（翻訳・編集/北田）