Record China 2025年1月28日(火) 13時0分
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27日、中国メディアの極目新聞は、中国棋院が韓国側がルールを変更しない限り「世界囲碁最強戦」参加をボイコットする姿勢を示したと報じた。記事は柯九段。
2025年1月27日、中国メディアの極目新聞は、韓国で行われた囲碁の世界戦で反則の指摘を受けて中国の柯潔(コー・ジエ)九段が棄権した問題について、中国棋院が韓国側がルールを変更しない限り「世界囲碁最強戦」参加をボイコットする姿勢を示したと報じた。
23日に韓国で行われた囲碁の第29回LG杯棋王戦決勝第3局で、柯九段は取った石を碁笥のフタの上に置かなかったために審判から反則とみなされ、この対局を途中棄権。対戦相手だった韓国の卞相壹(ビョン・サンイル)九段が総合成績を2勝1敗として優勝した。問題となったルールは韓国棋院が昨年11月に新設したものであり、柯九段は前日の第2局でも同じ行為で反則負けを喫していた。中国囲碁協会は第3局の結果を受け入れないとの声明を発表している。
記事は「第29回LG杯は卞九段の優勝で終了したが、新ルールをめぐる中韓棋院間の論争は収束していない」とした上で、韓国の金成龍(キム・ソンリョン)九段がライブ配信中に「中国棋院が韓国棋院に対してルールの変更を求め、変更しない場合は中国の棋士がこれから行われる農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第3ラウンドに参加しないとする書簡を提出した」ことを明らかにしたと紹介した。
そして、日中韓3カ国による団体戦である農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦について「世界最高水準の囲碁団体戦で、1999年から毎年開催されている。毎回日中韓から棋士が5人ずつ派遣されて勝ち抜き形式で試合を行い、最後まで残った国が優勝となる」と説明。第3ラウンドは2月に上海で行われる予定で、中国からは第2ラウンドまでに勝ち残った3人が、韓国からは2人が、日本からは1人が参加すると伝えた。なお、柯九段は昨年9月の第1ラウンドで韓国の棋士に敗れて姿を消している。(編集・翻訳/川尻)
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