中国インターネット情報センター（CNNIC）は17日に北京市で第55回「中国インターネット発展状況統計報告」を発表した。報告書によると、2024年12月現在、中国のネット利用者数は前年同月比1608万人増の11億800万人で、インターネット普及率は78．6％に上った。中国青年報が伝えた。

24年は中国の国際ネットワーク全機能接続30周年に当たる。同報告書によると、中国のインターネットは30年で無から有へ、小から大へ、大から強へと飛躍的に発展した。中国は世界最大規模で技術が先進的なインターネットインフラを構築し、急速に発展し、成果と効果が顕著なデジタル経済を創出し、包摂的で活力に富むネットユーザー層を形成した。

同報告書のデータによると、24年12月時点の中国農村部のネット利用者数は3億1300万人で、全体の28．2％を占めた。村レベル宅配物流総合サービス所は33万7800カ所で、「宅配＋農村EC＋農産物・特産品＋農家（合作社）」モデルが広く普及している。

また、生成AI（人工知能）関連産業が近年、急速に発展している。同報告書によると、「中国の生成AIについて聞いたことがある」人は3億3100万人で、総人口の23．5％を占めた。「生成AIを使ったことがある」は2億4900万人で17．7％。生成AIユーザーのうち、Q＆Aツールとして利用するユーザーが77．6％と最も多く、生成AIを業務上のツールとして利用するユーザーは45．5％だった。（提供/人民網日本語版・編集/YF）