休業に入って1カ月を迎えた中国の女優チャオ・ルースー（趙露思）の復帰情報について、ばく大な違約金を回避するためのやむにやまれぬ選択ではないかと推測されている。

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最新の主演ドラマ「恋人」を撮影中だったチャオ・ルースーが、病院に運ばれたことが分かったのは12月27日のこと。所属事務所では同月18日、チャオ・ルースーの体調が悪化し、全ての仕事を中断して休養していると発表した。また、1月1日にはチャオ・ルースー自身が中国のSNS・微博（ウェイボー）に長文を投稿し、数年前からメンタル面に不安を抱え、体調不良が断続的にあったと明かした。

このほど、チャオ・ルースーをCMモデルに起用する飲料メーカーが、1月25日に開催するイベントにチャオ・ルースーが出演するとウェイボーで発表。これにより仕事を再開すると報じられたが、チャオ・ルースーのファンからは期待よりも心配の声が多く上がっていた。

この復帰の話題について、芸能情報を発信する複数のインフルエンサーが所属事務所との問題を指摘している。チャオ・ルースーの体調不良が明るみに出た頃、チャオ・ルースーの親友を名乗る人物が、過去に事務所内でいじめに遭い、経営者に殴打されていたと明かしていた。チャオ・ルースーは現在の所属事務所と2016年に10年間の所属契約を交わし、残存期間は2年だが、もしこれを期に解約を望んだ場合、違約金は1億元（約21億円）を下らないとされている。また、もし事務所側の機嫌を損ねた場合は今後2年間が凍結期間となってしまうため、「退路なし」の状態ではないかとも考えられている。

これらはいずれも推測の話だが、もしチャオ・ルースーが長期にわたって仕事を再開できる体調を取り戻せなかった場合、女優としてのキャリアを左右する重大事となってくるため、このところの動きには高い関心が集まっている。（Mathilda）