2025年1月17日、中新経緯は、化粧品大手の資生堂が原料価格高騰を理由とした一部商品の値上げを行うと報じた。

記事は、資生堂の公式サイトがこのほど「価格改定のお知らせ」を発表し、原材料コストが高騰していることから4月17日より一部製品の価格を改定することを明らかにしたと紹介。価格を改定するのは肌ケア、メイク、男性用化粧品など計38品目で、値上げ幅はほぼ10％以内となっており、一例として「SHISEIDO オイデルミン エッセンスローション」が9680円から9900円に値上がりすると伝えた。

また、同社の高級肌ケアブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」の公式サイトでも、原材料高騰を理由として4月17日より一部製品の価格改定を行う通知が発表されているとした。

一方で、中国の資生堂公式サイトでは価格改定に関する通知は出されていないと紹介し、17日に資生堂中国に問い合わせたところ「中国市場のメーカー小売希望価格はブランド戦略や商品戦略、市場の状況に基づき決定する」との回答があったとした。

記事は、資生堂の2024年1〜9月期売上高が前年同時期とほぼ同じ7227億円で、コア営業利益が前年同期比25．6％減の274億1500万円、純利益は同96．3％減の7億5000万円と、大幅な減益となっていることを紹介した。（編集・翻訳/川尻）