Record Korea 2025年1月17日(金) 15時0分
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16日、韓国・毎日経済によると、韓国の窃盗団が日本の寺から盗み、韓国に持ち込んだ仏像「観世音菩薩坐像」が日本に返還される。
2025年1月16日、韓国・毎日経済によると、韓国の窃盗団が日本の寺から盗み、韓国に持ち込んだ仏像「観世音菩薩坐像」が日本に返還される。
記事によると、長崎県対馬市の観音寺と市関係者らは、現在仏像が保管されている韓国・大田の国立文化財研究所を来週中に訪問して仏像の状態を確認し、所有権移転の手続きを行う計画を進めている。
ただ、仏像の所有権を主張してきた韓国・瑞山の浮石寺に一時貸与するため、実際に対馬に移送されるのは5月になる見通しだという。浮石寺は仏像を引き渡す前に100日間の法要を行いたいとの立場を伝え、観音寺は「確実な返還」を条件に受け入れるとの考えを示したとされている。
韓国の窃盗団は12年10月に観音寺から仏像を盗み、韓国に持ち込んだ。窃盗団は仏像を22億ウォン(約2億3000万円)で処分しようとしたところを警察に摘発され、仏像は没取されて現在は大田の国立文化財研究所に保管されている。
韓国政府は仏像を日本に返還しようとしたが、浮石寺は仏像が「過去に倭寇に略奪されたもの」であることを根拠に所有権を主張した。
韓国大法院(最高裁)は23年10月、仏像の所有権は日本にあるとの判決を下した。大法院は当時、他人のものでも一定期間問題なく占有すれば所有権が移転したとみなす「取得時効」によって仏像の所有権が観音寺に正常に移転したと判断した。
7年に及ぶ訴訟の末に観音寺の仏像所有権が認められたが、現在まで返還は実現していなかった。今回の計画について、日本国内では「日韓関係を悪化させた問題の1つが解決に向けて進展した」と評価する声が上がっている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「なぜ返還する?日本植民地時代に盗んだものを全て返せと言って対抗するべき」「盗まれた宝物を盗んだ泥棒に返すなんておかしいよ」「法律も裁判官もひどいありさまだ」「今回盗んだことより、過去に日本が盗んだ罪の方が大きい」「また盗んでしばらくの間保管すればいい。そうすれば所有権が認められる」など不満の声が多数上がっている。
一方で「悔しいけど返すのが正解。これが許されたら世界中の博物館で窃盗事件が多発する」「返還するべき。適切な手続きを踏むことが重要」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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