2025年1月15日、韓国・聯合ニュースTVなどによると、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領に対する拘束令状が執行された同日の夜、高官犯罪捜査庁（高捜庁）が入るソウル郊外の政府庁舎付近で男性が焼身自殺を図った。

記事によると、同日午後8時5分ごろ、政府庁舎から約300メートル離れた場所で60代とみられる男性が焼身自殺を図って重傷を負い、病院に運ばれた。全身に重度のやけどを負い、意識のない状態だという。現場からは引火性物質などが発見された。

警察関係者は「男性の服装などに特別な特徴はなく、尹大統領の拘束令状執行との関連性についても確認されていない」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「焼身自殺を図っても世の中は何も変わらない。家族がつらい思いをするだけ」「つらくても生きて戦わないと。死ぬことは全てをあきらめること」「つらい気持ちを表現する方法がこれ以外に思いつかなかったのだろう。僕も1日中憂鬱（ゆううつ）で無力感にさいなまれていた」「『共に民主党』と高捜庁の無理やりな逮捕の試みがこういう結果を生み出した」「不法行為をした高捜庁が国民を殺した」「尹大統領は非常戒厳の宣布から43日で身柄を拘束された。李在明（イ・ジェミョン）氏の裁判も迅速に進めよう」「大韓民国が共産化されつつある」などの声が寄せられている。（翻訳・編集/堂本）