2025年1月14日、台湾のエンタメ・美容サイトのBEAUTY（美人圏）は、業界関係者46人を対象とした搜狐（SOHU）の取材結果を基に、「2025年に大ヒットが期待できる中国ドラマ」9作品を紹介した。

1作目はソン・ウェイロン（宋威龍）とチャオ・ジンマイ（趙今麦）主演の「驕陽似我」で、業界関係者から9票の支持を獲得した。記事は「人気小説家の顧漫（グー・マン）氏の原作小説は、『マイ・サンシャイン～何以笙簫默～』や『お昼12時のシンデレラ～杉杉來了』などのように、ドラマ化されるたびにヒットを飛ばしているため、同じ原作者を持つ『驕陽似我』も注目を集めている。主役のペアのキャスティングは最終的にソン・ウェイロンとチャオ・ジンマイという顔面偏差値が極めて高いコンビに決定した。ソン・ウェイロンの演技と2人のカップル感を心配する声がネット上では上がっているが、原作者の実績から考えると、『驕陽似我』の話題が少なくなるということはないだろう」と紹介した。

2作目はリウ・ハオツン（劉浩存）とワン・アンユー（王安宇）主演の「陷入我們的熱恋」で、業界関係者から10票の支持を獲得した。記事は「リウ・ハオツンとワン・アンユーのイメージが学園もののラブストーリーである同作にはとてもマッチしている。同作は『暗格裡的秘密』や『三分野』など、多数の作品のドラマ化に成功している耳東兎子氏の小説をドラマ化した作品だ」と紹介した。

3作目はリウ・ユーニン（劉宇寧）とソン・ズーアル（宋祖児）主演の「折腰」で、業界関係者から10票の支持を獲得した。記事は「23年度の騰訊視頻（テンセントビデオ）のトッププロジェクトとして、巨大な製作費やヒットした『大奉打更人』と同じ監督を迎えて制作された同作は、制作チームの良さは間違いない。先にリリースされた作品のメークや衣装は非常に美しく、リウ・ユーニンとソン・ズーアルのコンビにも期待が高まる。同作は小説家・蓬莱客氏の原作小説を映像化した作品で、時代劇風の『ロミオとジュリエット』のような感じがする。ただ、ソン・ズーアルの事務所の脱税問題の影響でまだ配信には至っていない。果たして順調に配信に乗るだろうか」と紹介した。

4作目はシャオ・ジャン（肖戦）とチャン・ジンイー（張婧儀）主演の「蔵海伝」で、業界関係者から14票の支持を獲得した。記事は「優酷（YOUKU）が巨額の製作費を注ぎ込んだ『S＋』作品の同作は、シャオ・ジャンの相手役として『惜花芷～星が照らす道～』のチャン・ジンイーを迎え、『宮廷の諍い女』『ミーユエ 王朝を照らす月』などのヒット作を手がけたジョン・シャオロン（鄭暁龍）が監督を務める。制作のゴールデンチームがそろった」と紹介した。

5作目はチャオ・リーイン（趙麗穎）とユン・ファン（尹昉）主演の「在人間」で、業界関係者から14票の支持を獲得した。記事は「時代劇の『明蘭～才媛の春～』や『与鳳行』、現代劇の『幸福到萬家』や『風吹半夏』など、それぞれの出演作で成功を収めたチャオ・リーインは、変わり続ける歩みを止めない。『在人間』は七重人格の都市型サスペンスで、チャオ・リーインは七つのうちの一つの人格を演じるという」と紹介した。

6作目はチャオ・ジンマイ（趙今麦）とチャン・リンホー（張凌赫）主演の「桜桃琥珀」で、業界関係者から15票の支持を獲得した。記事は「時代劇『度華年』のカップルを演じて人気を博した2人が再共演するとあって、『桜桃琥珀』は注目を集めている。制作会社は『明蘭～才媛の春～』や『瑯琊榜（ろうやぼう）-麒麟の才子、風雲起こす-』などで実績がある正午陽光で、『明蘭～才媛の春～』と同じ監督と演出陣をそろえた。一定のクオリティーが期待できる」と紹介した。

7作目は、ユー・シューシン（虞書欣）とリン・イー（林一）主演の「噓、国王在冬眠」で、業界関係者から15票の支持を獲得した。記事は「時代劇『永夜星河』で成功を収めたユー・シューシンが出演する『噓、国王在冬眠』には期待が集まっている。相手役のリン・イー（林一）は『玫瑰的故事』や『別対我動心』に出演し、蘇感（※中国語のネット用語で視聴者の心を動かす感覚という意味）の強さを視聴者から絶賛された。ユー・シューシンとの共演で、足の長い高身長カップルが見られるだろう」と紹介した。

8作目はバイ・ジンティン（白敬亭）とジャン・ルオナン（章若楠）主演の「難哄」で、業界関係者から15票の支持を獲得した。記事は「『ひそかな恋模様は、曇りのち晴れ（原題：偷偷藏不住）』の成功を受けて、姉妹作となる『難哄』の注目度は高い。2作とも原作者は同じで、登場人物が一部共通している。大ヒットの可能性は高いが、『ひそかな恋模様は、曇りのち晴れ』のチャオ・ルースー（趙露思）の成績を超えられるか」と紹介した。

9作目はヤン・ズー（楊紫）とリー・シエン（李現）主演の「国色芳華」で、業界関係者から15票の支持を獲得した。記事は「同作は配信前からあらゆる方面の注目を集めてきた。配信開始後は、口コミなどで競合する『大奉打更人』や『白月梵星』を圧倒し、中国ドラマランキング1位を総なめにしている。メークやセットの美しさと細かさで唐王朝（618～907年）の風景を再現し、シナリオのリズムやテンポも良い。ストーリー展開も面白い。クオリティーには一見の価値があり、フォローせずにはいられない」と紹介した。（翻訳・編集/原邦之）