2025年1月14日、韓国・朝鮮ビズはこのほど「昨年の韓国市場で日本の自動車メーカーが躍進した」とし、「日韓関係が改善した上、電気自動車（EV）の代案として日本の自動車メーカーの強みであるハイブリッド車への関心が高まった影響とみられる」と報じた。

記事によると、昨年の韓国市場における日本の完成車メーカーの車両販売台数は2万6190台で、23年（2万3411台）比約11．9％増加した。記事は「昨年の輸入車全体の年間販売台数が23年比約3％減少したことと比較すると好調な結果」と説明している。

レクサスは前年比約3％増の1万3696台を販売し2年連続で販売台数1万台を超えた。トヨタは9714台で前年比14．3％増加した。

記事は「EVキャズム（一時的な需要鈍化）の中でハイブリッド車の需要が高まり、日本車が注目を集めたとみられる」とし、「日本車の中で唯一、輸入車販売トップ10に入ったレクサスの『ES300h』もハイブリッド車だ」と指摘。

さらに「日韓関係の改善によりいわゆる『ノージャパン』と呼ばれる日本製品不買運動の勢いが収まったこと、円安の影響で新車価格の引き上げ幅が小さいことも影響を与えた」とし、「日本車は19年後半に本格化した不買運動とコロナ禍が重なり、22年まで販売不振に陥っていた」と説明している。

一方、日本車を除く主要輸入車メーカーの昨年の販売台数は減少した。メルセデス・ベンツやBMWなどのドイツ車は昨年の韓国市場で15万7731台を販売。23年（18万2207台）と比較すると約13．4％減少したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「トヨタ車は良い。故障が少ない」「ハイブリッドはトヨタ、レクサスに限る」「車に関しては韓国より日本の方が精密に、故障のないよう上手に造る。それは認めよう」「反日を叫ぶ人ほど日本車、日本旅行、日本のカメラが大好き」「僕も次は日本車を買う」「同じ製品でも『Made in China』だとテンションが下がり、『Made in Japan』だとテンションが上がるのは事実」「日本では韓国車がほとんど売れない。なのに韓国人は日本車を買い過ぎでは？」などの声が寄せられている。（翻訳・編集/堂本）