90GB高画質映画を70数秒でダウンロード、北京・上海に10Gbps光回線を開通

人民網日本語版    2025年1月10日(金) 12時40分

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中国工業・情報化部は通知を発表し、2025年末までに、条件を満たし基礎を備えた都市・地域の住宅団地、工場、産業パークなどの重点シーンに的を絞って、10Gbps光回線の試験運用を打ち出した。写真は北京。

中国工業・情報化部は8日に通知を発表し、2025年末までに、条件を満たし基礎を備えた都市・地域の住宅団地、工場、産業パークなどの重点シーンに的を絞って、10Gbps(ギガビット毎秒)光回線の試験運用を打ち出した。

これまでに北京市と上海市が10Gbps光回線技術産業の発展推進を支援する政策を発表しており、江蘇省も「10Gbps産業パーク」の建設作業をスタートした。

北京経済技術開発区にある北京移動通信の10Gbps光回線イノベーションモデルスポットでは、スタッフが体験ユーザーのために大型3Aゲームのダウンロードをしていた。ネットワーク速度測定ソフトによると、10Gbps光回線のダウンロード速度は最高約9000メガビット(Mbps)に達した。瞬く間に、この100GB(ギガバイト)のゲームのダウンロードが終了した。スタッフは「1Gbps光回線だと90GBの高画質映画を1本ダウンロードするのに12分かかるのに対し、10Gbps光回線ならわずか70秒余りだ」と説明した。

中国移動通信集団北京有限公司企画建設部の徐非(シュー・フェイ)副社長によると、10Gbps光回線の試験運用を実施し、100カ所以上の住宅団地と10万世帯以上をカバーすることにより、都市部6区の通信が一層便利になった。同時に、10Gbpsイノベーションモデルプロジェクトの実施も積極的に模索し、経済開発区で他の地域に先駆けて10Gbpsブロードバンド回線を開通させ、初めてとなる企業・ファミリー一体型の10Gbpsの試験運用を実施した。

中国聯合網絡通信有限公司北京支社(北京聯通)もファーウェイ(華為技術)と連携し、北京工人体育場に10Gbps移動通信基地局を開通させ、場内が満席でもユーザーがモバイル環境で動画をスムーズに見られるようにする事業を展開している。中国電信上海公司(上海電信)は試験運用事業第1弾として10Gbps光回線がモデルコミュニティー26カ所をカバーするようにし、26年には市内全域のカバーを目指すとしている。これまでに全国の20以上の省・直轄市で10Gbps光回線関連技術の試験運用事業が相次いで実施されている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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