中国サッカーの給与未払い問題、より多くの「韋世豪」がいていい―中国メディア

Record China    2025年1月9日(木) 18時0分

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7日、経済観察網は、中国プロサッカーの強豪だった広州恒大の流れを持つ広州FCが今シーズンのリーグ戦参加を認められず解散に至ったことに関する評論記事を掲載した。

2025年1月7日、中国メディアの経済観察網は「中国サッカー界にはより多くの『韋世豪』がいていい」と題し、中国プロサッカーの強豪だった広州恒大の流れを持つ広州FCが今シーズンのリーグ戦参加を認められず解散に至ったことに関する評論記事を掲載した。

記事は、中国サッカー協会が6日に2025年シーズンのリーグ戦参入リストを発表し、滄州雄獅、広州FCが資格を失ったことが明らかになった直後、かつて広州FCに所属した中国代表FW韋世豪(ウェイ・シーハオ)の微博アカウントに「これで満足か」というコメントが殺到したと紹介した。

そして、「未払い給与を清算すること」をリーグ参加資格の条件としている協会が昨年12月に公開した、債務清算を終えたクラブのリストの中に広州FCも含まれていたものの、韋を含む複数の元所属選手が「給与が未清算なのに広州FCが来季のリーグ参加資格を得られるのはおかしい」と疑問を呈し、その後協会が広州FCのリーグ参加資格を取り消したことを指摘。クラブの存続を望むサポーターが韋を「クラブの敵」とみなすようになり、微博アカウントの炎上騒ぎに至ったと説明した。

記事は一方で、「虚偽の債務清算を問題視し、真実を伝えるべきだと主張した」として韋世豪を支持する声も多いとし、未払い問題が解決されないまま虚偽の報告を受け入れることは問題を先送りにするだけで、最終的にはリーグ運営を脅かす深刻な事態を引き起こすリスクを持っているとの見方を示した。

その上で「中国サッカー界は長年、未払い給与や不正契約の問題に悩まされてきた。こうした問題が続く限り、サッカーの進歩は難しい。規則を守り、真実を語ることが、サッカーの健全な成長には不可欠」と指摘し、協会がリーグ参入基準を厳格にしてクラブの未払い給与や債務問題解決を促すべきだと提言。「短期的な痛みを伴ったとしても、長期的には中国サッカーの成長に繋がる。虚偽を排除し、問題を明らかにし、制度を強化することで、クラブの経営も健全になる。サッカーは真実を求めるスポーツであり、虚偽を排除し、責任を持って行動することが求められる」と結んだ。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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