2025年1月6日、新華社は、重慶市の動物園でジャイアントパンダにコーラのボトルを投げつけた観光客に対して公安機関が行政処分を下したと報じた。

記事は、重慶動物園が6日に発表した通知の内容を紹介している。通知によると、園内で現地時間5日午後4時ごろ、ある観光客が笹を食べていたパンダの「蘭香」（ランシャン）に向かってコーラのボトルを投げつけ、蘭香をおびえさせた。観光客は駆けつけた警備員に取り押さえられ、周囲の人びとから非難を浴びた。

トラブル発生後、飼育員が直ちにボトルを片付けるとともに蘭香の検査と観察を行ったところ、様子や健康状態に別段の異常は見つからなかったという。当事者の観光客は公共の秩序を乱した疑いにより、すでに公安機関から行政処分を受けたという。

同動物園は通知の中で、動物保護を強化するためにモラルのない行為を告発するプラットフォームと、ブラックリスト制度を導入することを発表するとともに、来場の際には危険物を持ち込まない、むやみに動物に餌を与えない、物を投げ入れない、窓ガラスを叩かないなど、マナーを守って楽しむよう改めて呼び掛けた。

この件について、中国のネットユーザーは「行政処分じゃなくてもっと重い罰にしてほしい」「罰金だけじゃ、また誰かがやりかねない」「この動物園だけじゃなくて、全国のブラックリストネットワーク制度を導入することを提案する」「こいつをおりの中に入れてよ。そうしたらコーラのボトル投げ入れてやるから」といった感想を残している。（編集・翻訳/川尻）

pic.twitter.com/uOUq93qjTi

— 中国動画 (@RC00547555) January 6, 2025