13歳の中学生を同級生3人が殺害し遺体を埋める、主犯格に無期懲役判決―中国

Record China    2025年1月1日(水) 20時0分

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中国河北省邯鄲市で2024年3月、13歳の男子中学生が同級生3人に殺害された事件で、同市の裁判所は12月30日、主犯格の被告に故意殺人罪で無期懲役の判決を言い渡した。

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中国河北省邯鄲市で2024年3月、13歳の男子中学生が同級生3人に殺害された事件で、中国国営新華社通信によると、同市の中級人民法院(地裁)は12月30日、主犯格として殺害を主導した張被告に故意殺人罪で無期懲役、李被告に同罪で懲役12年の判決を言い渡した。もう1人の馬被告については、事前謀議に加わっておらず具体的な加害行為をしていないとして、刑事処罰を許可しないとした。

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張被告と李被告は日頃からいじめていた被害者を殺害することを謀議し、張被告は使用されていなかった野菜のビニールハウス内に遺体を埋めるための穴を掘った。

3月10日午後、張被告は被害者をだまして呼び出し、自身の電動自転車に乗せ、李被告は馬被告の電動自転車に馬被告を乗せ、4人でビニールハウスへ向かった。李被告はその途中、張被告に指示され、馬被告に対し、2人が被害者を殺害しようとしていることを告げた。4人がビニールハウスに入った後、馬被告は、張被告が被害者をシャベルで殺害しようとし、李被告もそれを手伝うのを見て、ビニールハウスの外に出た。張被告と李被告は被害者を殺害した後、遺体を埋めた。被告3人は電動自転車で現場を離れた。張被告は被害者のスマートフォンを使い電子マネーを自身に送金した後、李被告と山分けし、馬被告に対し、スマホから取り出したSIMカードを破棄した上でスマホを李被告に渡して捨てさせるよう指示した。事件後、馬被告は犯行を認める供述をした上で遺体が埋められていた現場へ捜査員を案内した。


地裁は、張被告と李被告について、事前謀議した上で被害者を殺害し遺体を埋めるという手段は極めて残忍で情状は極めて悪く、犯行時は12歳以上14歳未満であり、刑法第17条第3項の規定により刑事責任を負わなければならないとした。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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