2024年12月26日、台湾メディア・鏡週刊は、中国本土で保険会社が販売する「恋愛保険」で実際に保険金が下りたと報じた。

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記事は、中国本土で近ごろ、複数のネットユーザーが数年前に購入した「恋愛保険」の保険金が支払われたと紹介。中国の複数の保険会社が主にカップルに対して販売している「恋愛保険」について、契約者が保険期間中に指定された相手と結婚すれば、保険金が支払われる仕組みだと説明した。

そして、安徽省のある女性は2016年に安心財産保険が提供する199元（約4300円）の恋愛保険を購入、「購入後3〜13年に指定の相手と結婚すれば保険金1999元（約4万3000円）を支払う」という契約内容で、近ごろ無事払い戻しを受けたとした。また、広東省の男性は15年に中国人寿の恋愛保険を199元で購入しており、指定の相手と結婚してから数年が経った先日払い戻し手続きを行ったところ、契約どおり1万元（約21万円）の現金が支払われたと紹介。男性が「2人の愛情が50倍のリターンをもたらした。これは30歳までで最も安定した投資だ！」と語ったことを伝えている。

記事によると、恋愛保険は当初、主にバレンタインデーの時期に販売され人気を集めた。保険料にはさまざまな設定があるほか、支払い方法も結婚祝い金、バラの花、ダイヤモンドなどさまざまな形態が存在して多くのカップルを引きつけたものの、この種の保険は徐々に市場から姿を消し、現在は当時契約して晴れて条件を満たした少数の契約者が支払いを受けるのみになっているという。

記事は、保険会社の遊び心による恋愛保険についてネットユーザーから「感情が安定しているカップルだけが購入できる保険」「実際の恋愛よりも安定した運用が期待できる」といった感想が聞かれると伝えた。（編集・翻訳/川尻）