CRI online 2024年12月25日(水) 11時20分
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中国で外国人観光客が急増し、ガイドが引っ張りだこになっています。写真は重慶の武隆天生三橋景勝区。
今年1~11月には、中国全国でビザ免除によって入国した外国人が前年同期比123.3%増の延べ1744万6000人に達しました。また、12月中旬にはトランジットビザ免除策が全面拡大され、ビザが不要な滞在期間が240時間(10日)にまで延長されました。これらにより、外国での中国観光ブームがいっそう盛り上がり、中国国内では外国語ガイドが「引っ張りだこ」の状態です。
中国西部の重慶市武隆天生三橋景勝区では、早朝から外国人旅行団の姿が見られました。外国人観光客に天生三橋の由来や特徴を紹介しているのは英語ガイドの饒艶さんです。饒さんが担当していたのは、12月になってから12組目の外国人観光団で、一行はシンガポールやマレーシアから来た12人でした。中国でビザ免除などの観光刺激策が実施されたことにより、外国人の間では旅程を自ら組み立てる少人数での「質の高い」旅行プランの人気が出ています。饒さんのような外国語ガイドの仕事も目に見えて増えました。
饒さんは、「去年は毎月ほぼ10組程度の外国人観光団を担当しましたが、今年12月には30組ぐらいになり、仕事の予約は1月中旬まで埋まっており、月収もこれまでより4割近く増えた」と説明しました。
ある旅行会社の責任者によれば、ビザなしで可能な滞在期間が240時間に延長されたことから、欧米からの旅行の問合せや予約件数も目に見えて増加しているとのことです。重慶市にある旅行会社の南西エリア担当の鄭黎東さんによれば、ビザなしでの240時間の滞在許可が実施されてから旅行の問合せ件数は倍増しています。来年5月の予約もあり、契約数は8割近く増えたとのことです。
市場ニーズが旺盛である影響で、一部では外国語ガイドの確保が追い付かない状況も出ています。多くの旅行会社はこれまで散発的に依頼していた派遣会社のガイドやパートのガイドと固定契約を結ぶなど、ガイドを確保する方法を見直しています。今年になってから重慶の江北国際空港から入国した外国人旅客者数は前年同期の30倍にあたる7万8000人に達したとのことです。(提供/CRI)
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