Record China 2024年12月24日(火) 20時0分
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インバウンドの中心にいる中国人の喫煙に関する意識がどのようなものか、その考察をまとめた。
クリア分煙を実現する高性能喫煙ブースの販売を手掛けるエルゴジャパンは11月に実施した独自アンケートの結果を公開した。
中国に在住する中国人に対し、日本へ訪れる際のホテル選びに関わる喫煙環境の意向を調査するために行ったアンケート調査で、有効回答数は男性219人、女性219人の計438人。回答者の内訳は20代が108人、30代が110人、40代以上が220人。
新型コロナウイルスが5類になって以降、戻り続けているインバウンド。その中心にいる中国人の喫煙に関する意識がどのようなものか、その考察をまとめた。
1.日本にビジネスや旅行で訪れる際、ホテルの選択において喫煙環境はどの程度重要かを聞いたところ、以下の結果となった。
Q1.喫煙環境の重要度
52.3%が非常に重要と答えており、ある程度重要と答えた人も含めて、喫煙環境がその選択肢に影響を及ぼす人の割合は76%にも上った。
2.日本のホテルに宿泊する際、喫煙ルームと禁煙ルームのどちらを希望するかを聞いたところ、以下の結果となった。
Q2.部屋の希望
68.7%が禁煙ルームを選択すると答える結果となった。
3.さらにホテル選びにおいて、館内に喫煙スペースがあるかどうかは重要かを聞いたところ、次のような結果となった。
Q3.喫煙スペースの重要度
ここでは、館内に喫煙スペースがあることを66%の人が望むということが分かった。
Q2において、クリーンな非喫煙ルームに宿泊することを望む人が69%だった。一方、ホテルに喫煙スペースがあることを重要ではないと考える人は17%だった。逆に、83%は重要または重要ではないが、喫煙スペースはあった方が良いと考えていることが推察される。
4.ホテルの部屋で喫煙できる場合、追加料金が発生しても希望するかを聞いたところ、次のような結果となった。
Q4.追加料金について
これもQ2の結果と近い数字となり、部屋での喫煙は希望しない人が48.4%と大半を占める結果となった。一方で21.5%は追加料金を払っても喫煙ルームがいいと回答した。
大半の人はお金を払ってまで喫煙できる部屋に移動したくないが、館内での喫煙環境は求められていることがここまでのアンケートで見えてきた。
5.日本でホテルに滞在する際、喫煙環境に関する情報(喫煙可否や喫煙スペースの有無)はどの程度重要かを聞いたところ、次のような結果となった。
Q5.喫煙環境の事前情報
事前に詳細を知りたいという回答が58.7%に上った。ある程度気にする人の26.5%を合計すると、85.2%になる。海外の喫煙環境に関する情報発信がホテル選びの際にも非常に重要な要素になっていることがこのことからも分かる。
6.ホテルの喫煙環境が良い場合、宿泊費が高くなっても選ぶかどうかを確認したところ、次のような結果となった。
Q6.宿泊費について
多少高くなっても選ぶという人は28.1%で、あまり高くなければ選ぶという人の34.2%を合計すると62.3%になる。高くなることで選ばなくなる人は37.7%だった。喫煙環境が良いことは付加価値になり、「当たり前」という感覚でもあるという結果になった。
7.最後に、1泊当たりの宿泊費の目安を聞いたところ、次のような結果となった。
Q7.宿泊費について
2万円以内が全体の82.2%を占めた。高価格帯のホテルではなく、一般的なホテルへの宿泊を希望する人が大半という結果となった。
【全体所感】
日本に旅行やビジネスで来る中国人のホテル選びには喫煙環境が影響していることが分かる結果となった。宿泊費の目安を見たところ、必ずしも高級ホテルに宿泊するわけではなく、一般的なグレードのホテルを選ぶ中で喫煙環境が整っていることはもはや当たり前でなければならないと感じさせるデータとなった。
また喫煙環境においては、部屋ではなく、館内で吸える環境を整えることが重要であり、それらの対策を行っていることを正しく海外に情報発信していく必要性が感じられるデータとなった。
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