2024年12月16日、韓国・JTBCが「尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の弾劾訴追案が可決されたことに対し、日本から残念がる声が上がっている」と伝え、韓国のネット上で注目を集めている。

記事は、韓国国会で尹大統領の弾劾訴追案が可決されたことに対して日本メディアから「尹大統領が罷免された場合、日本との関係強化に否定的な左派政権が誕生する可能性がある」「日韓関係の改善は尹大統領の一方的な対日譲歩によるところが大きい」「野党が政権を握ったら日韓関係は冷え込むかもしれない」といった反応が上がっていると紹介している。

また「尹政権は昨年3月、韓国の財団が日本企業の賠償を肩代わりするという元徴用工問題の解決策を発表した。日本の佐渡金山（新潟県）の世界遺産登録にも協力した」とし、「これをめぐり自民党関係者は『日本の要求にここまで応じてくれる韓国大統領はいなかった』と評価した」とも伝えている。

さらに「弾劾騒動により日韓の交流は大きく滞っている」とし、「日本は来年の国交正常化60周年に合わせて尹大統領を招待する計画だったが、事実上中止となった」「今月末の日本防衛相の訪韓も取りやめとなった」などと説明している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「尹大統領は日本が認めた真の親日派」「韓国国民に嫌われ、日本国民に好かれるなんて、一体どれだけ日本にこびへつらっていたのか」「尹大統領が親日売国奴だったということが証明された」「日本が称賛するということは、韓国にとって毒だったという意味」「日本の言いたいことはつまり、『こんなに良いカモは滅多にいないのに残念』ということだよね？」「日本が残念がるなら弾劾が正解だ」「そんなに残念がるなら日本の首相にしてあげて」などの声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）