日本の今年の漢字「金」の背後にある光と影―華字メディア

Record China    2024年12月17日(火) 18時0分

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13日、日本華僑報網は日本の今年の漢字に「金」が選ばれたことに関する記事を掲載した。

2024年12月13日、華字メディアの日本華僑報網は日本の今年の漢字に「金」が選ばれたことに関する記事を掲載した。

記事は、今年一年の世相を表す「今年の漢字」として選ばれた「金」という文字について、「栄光の輝きを放ちながらも、深遠なる思索をも内包している」と評した。

そして、パリ五輪で日本選手が数多く獲得した「金」メダルに触れ、「それは汗と涙が交錯する戦いの物語であり、夢と努力がぶつかり合って生まれた輝かしい火花だ。アスリートはその不屈の精神と忍耐力で、『金』という文字が持つ栄光と尊厳を世界に示し、この文字にかつてないほどの輝きをもたらした」と伝えた。

一方で、今年は「金」が持つ二面性も明らかになった一年だったと指摘。日本の政治における裏金問題は鋭利な刃のように公正への信頼を切り裂き、「金」という字に汚名を着せて人々に「金」への複雑な感情を抱かせたとしたほか、頻発する違法労働や強盗事件は「金」という字に恐怖の影を落とし、人々に物質的な富を追い求める一方で道徳と法律を守ることの大切さを強く思い起こさせたと評した。

記事は「金」が選ばれたことについて、成功への賛美であるとともに問題に対する警鐘であり、夢や理想を追い求める中でも公平や正義を守り、社会の良知や最低限のモラルを守らなければいけないことを訴えていると解説。「物に満ちあふれている今、『金』を貪欲や罪悪の触媒ではなく、社会を前進させる力、善良な心を促進する源泉とするにはどうしたらいいか考えるべきだ」との考えを示した。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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