大学生らが購入したイベント用衣装を使用後に集団返品―中国

Record China    2024年12月17日(火) 0時0分

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15日、中国メディア・新黄河は、福建省の複数の大学生がイベント用にネットショップ購入した服を一斉に返品し、業者が憤慨していると報じた。

2024年12月15日、中国メディア・新黄河は、福建省の複数の大学生がイベント用にネットショップ購入した服を一斉に返品し、業者が憤慨していると報じた。

記事は、あるネットショップ経営者が14日にSNS上で動画を掲載し「福建省泉州市の師範学校生がパフォーマンス用の衣装を購入した後、集団で返品返金を求めてきた」と訴えたことを紹介。この経営者は先日、同市内にある師範学校の複数の学生に対して衣服約20セットを販売したところ、その十数日後に計13セットの返品返金要求があったことを明らかにしたと伝えた。

記事によると、同店は「大量販売による薄利多売」で利益を上げており、このセット商品はシャツ、ベスト、ネクタイ、スカート、バッジの5点セットで、1セット66元(約1400円)で販売されていたという。

経営者は「返品された服のほとんどには明らかな着用痕があり、特にシャツの襟には毛玉ができていて再販は不可能」と語ったほか、一部の学生が品質問題を理由に返品・返金を申請したため商品の返送が着払い扱いになった上、1件あたり3元(約70円)の補償を支払う羽目になったとした上で「購入者がECプラットフォームのルールの盲点を悪用している」と主張している。

記事は、経営者がすでにECプラットフォームに対して異議申し立てを行ったほか、学校の関係者にこの問題を伝え、着用済みの服を買い戻すよう学生に促すことを求めたものの、プラットフォーム側も学校側も購入した学生を特定できないため対処が困難との見方を示していると伝えた。

この問題について中国のネットユーザーは「今の社会はろくでもない学生を輩出してるんだな」「師範学校生って、先生の卵じゃないか」「これはプラットフォームが再発防止策を取らなければ、まねするやつが後を絶たなくなると思う」といった感想を残している。

一方で「1回着ただけで毛玉ができたのであれば、確かに品質に問題はある」と指摘するユーザーも見られたが、これには「でもこの値段ならもはや使い捨てみたいなものだから」との反論が寄せられた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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