ジャイアントパンダの「星秋（シンチュウ）」と「怡蘭（イーラン）」が14日午前9時（北京時間）、中国ジャイアントパンダ保護研究センター都江堰基地を出発し、専用車で成都双流国際空港に向かいました。2頭は午後2時30分発の専用機でオーストラリアのアデレード動物園へ移送され、これを機に、新たな中豪ジャイアントパンダ保護協力研究が始まります。

【その他の写真】

2020年9月生まれの「星秋」は雄で、性格は活発で好奇心旺盛です。「星秋」という名は秋に生まれたことや、その日の夜空に輝く星から名付けられ、「秋の高い空と爽やかな気分」を意味しています。一方の「怡蘭」は雌で、2021年8月の生まれです。性格は穏やかで上品です。その名前は「穏やかさ、優雅さ、高貴さ」を表しています。2頭は協定に基づき、今後10年間、オーストラリアで生活する予定です。

2頭の移動中の健康と安全を確保するため、専用機には新鮮な竹、タケノコ、果物や野菜、特製のパンダ饅頭、飲料水が十分に用意されました。また、中豪双方から経験豊富な飼育員と獣医3名が同行し、万全のサポート体制が整えられています。

アデレード動物園は、オーストラリアで2番目に古い動物園で、南オーストラリア州の州都アデレードに位置しており、200種類以上の外来および国内在来の哺乳類、鳥類、爬虫（はちゅう）類、魚類を飼育していることで知られています。（提供/CRI）