中国メディアの環球時報によると、英ロイター通信はこのほど「中国ハーフマラソン、賞品として牛、野生の魚、鶏を贈呈」とする記事を掲載した。

記事が取り上げた、賞品として牛、野生の魚、鶏などが贈呈されるハーフマラソンは、29日に中国北東部の吉林省長春市農安県で開催される。

記事によると、その目的はより多くの参加者を呼び込み、地元産品を宣伝することだ。男女の優勝者に贈呈される牛は、6000元（約12万6000円）と交換することもできる。2位には太平池の野生の魚が贈られる。他にも地元産のガチョウ、アヒル、鶏や10キロの米または小麦などが賞品となっている。これらの賞品が発表されると、中国のSNS・微博（ウェイボー）ではホットな話題の一つとなった。

記事は「中国陸上競技協会によると、中国では近年、マラソンが急速に普及していて、2023年には全国で計622のフルマラソンとハーフマラソンが開催された。平均すると1日に約2回のペースだ。人口数十万人規模の都市や県庁所在地でもさまざまな種類のランニングイベントが開催されるようになっている。中国のSNS上には、マラソンイベント、スポーツウエア、用具、トレーニング、ダイエットの仕方に関するコメントがあふれている。11月2日と3日には中国全土で30余りのマラソン大会やロードランニングイベントが開催され約40万人が参加した」と伝えた。（翻訳・編集/柳川）