中国の自転車競技選手・徐超（シュー・チャオ）が合宿期間中に事故死していたことが分かった。複数の中国メディアが11日に報じた。

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報道によると、徐超は中国で4年に1度開かれる中国最大のスポーツの祭典「全国運動会」（来年11月開催）のため海南省で開かれた合宿に参加していた。関係者によると、合宿の合間に外出した際、交通事故に遭い、今年11月10日に死亡したという。

徐超は1994年11月5日生まれの30歳。2014年の仁川アジア大会で団体種目に出場し準優勝。16年1月に香港で開かれたUCIトラックワールドカップ第3戦では個人種目で銀メダルを獲得した。

また、同年夏のリオデジャネイロ五輪・自転車男子スプリントでは中国選手として史上初のベスト8に進出し、6位入賞を果たした。これにより、国家体育総局から「国際級運動健将」の称号を授与された。

プライベートでは1年ほど前に結婚したばかりだった。徐超の母親は「世界の全てが崩れてしまったよう」と心境を語った。（翻訳・編集/北田）