人民網日本語版 2024年12月12日(木) 14時40分
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中国で個性的な交通カードが人気を集めている。
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地下鉄や公共バスに乗る時、あなたはICカードリーダーに「何」をかざしているだろうか?中国のトレンドリーダーとなっている「文化クリエーティブグッズの達人」の間では今、ポケットから玉製の装身具「玉佩」や銅貨、「玉璽」、山東省名物の豚バラの厚切りを醤油味で煮込んで作る肉料理「把子肉」といった個性的なアイテムを取り出して、それをかざして乗り物に乗るというのが新たなトレンドとなっている。
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出かける時も「セレモニー感」を大切にしたいという人には、陝西省西安市が先ごろ打ち出した「玉璽交通カード」が絶対におすすめだ。これをかざして改札口を通過すると、玉璽を押して地下鉄に乗るような気分を味わうことができる。
「玉璽交通カード」は、陝西歴史博物館の国宝級文化財である漢代の皇后の「玉璽」をモチーフにしてデザインされており、細部まで細かく再現され、篆書体で「皇后之璽」という文字も刻まれており、歴史の重みさえ感じる一品となっている。ネットユーザーからは、「これを使うと、『勅命を奉じ』て移動しているような気分になれる」といったコメントが寄せられている。
地下鉄の改札口でICカードリーダーにかざすと、透明の花が青色に輝くのは、河南省洛陽市が打ち出した市花の牡丹の花をモチーフにした交通カードで、オシャレ好きの人の心をわしづかみにしている。
洛陽市にはたくさんの品種の牡丹があり、その色もバラエティーに富んでいる。「牡丹の花交通カード」を携帯しておくと、オシャレ度もテンションも上がるに違いない。
「玉璽」や「牡丹の花」だけでなく、中国各地でも次々と「ご当地交通カード」を打ち出している。
山東省済南市がこのほど打ち出したのは、地方の特色あふれるグルメをデザインした「把子肉」交通カードだ。
遼寧省瀋陽市が打ち出したのは清代の銅製の貨幣「銅貨」をモチーフにした交通カード。
湖北省武漢市が打ち出した越の王「勾践」が保有していた名剣「越王勾践剣」をモチーフにした交通カードは、かっこよさだけでなく、歴史を感じることができる。
陝西省西安市は、参戦する将軍が軍隊を動かす際に使用した虎の形をした割符「虎符」交通カードを打ち出した。
北京市が打ち出したのは、高級感漂う竜の模様が入った「玉佩」交通カード。
このように、小さな交通カードには奥深い文化がたっぷり詰まっている。個性的な交通カードの数々の中で、あなたが気に入ったのはどれだろうか?(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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2024/12/10
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