台湾人女優、日本の新幹線で席を「取られた」経験を振り返る=「正直、腹が立ったが…」―台湾メディア

Record China    2024年12月10日(火) 22時0分

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台湾メディアの三立新聞網は10日、台湾高速鉄道で起きた座席を巡るトラブルについて、台湾人女優のオウヤン・チンが「私も日本の新幹線で同じような状況に遭遇したことがある」と報告した。

台湾メディアの三立新聞網は10日、台湾高速鉄道で起きた座席を巡るトラブルについて、日本で長年生活した経験を持つ台湾人女優のオウヤン・チン(欧陽靖)が「私も日本の新幹線で同じような状況に遭遇したことがある」と報告した。

ジェイ・チョウのコンサートを見に行くため8日に台中から台北に向かう台湾高速鉄道の自由席車両に乗車した家族4人は、それぞれ別れた位置の座席に座った。その後、母親が隣の席の男性に「(並んで座れるように)子どもの席と替わってもらえませんか」と頼み相手の男性も快諾したが、席を替わろうと立ち上がった際に、別の若い女性が空いた席に座った。

母親が「この方(男性)と席を替わるので」と説明したところ、若い女性は「レベルが低い」などと文句を言いながら立ち上がり、その場を離れた。しかし、ほどなくして戻ってくると、子どもの頭に水を浴びせかけ、「どうかしました?私は水を飲んでいるだけですけど?」などと言い放った。これをきっかけに双方が口論となり、母親が若い女性の頭に水を掛け返し、女性はしゃがみこんで大泣きした。

オウヤン・チンはSNSでこの騒動に言及した上で、自身も日本で幼い子どもと2人で新幹線に乗った際に同じような出来事を経験したと報告した。オウヤン・チンは当時3歳の息子を連れて新幹線の自由席車両に乗り、乗降口から近い二つ並びの空席を発見。子どもを先に窓側の席に座らせた後、乗降口近くでベビーカーをたたむなど荷物整理をしていたところ、中年の日本人女性が息子の隣の通路側の席に座ってしまった。

オウヤン・チンが「すみません。隣は私の子どもで、この子の世話をするのでこの席(通路側の席)に座らせてもらってもよろしいですか」と丁寧に頼んだものの、相手の女性は「ここ自由席って知ってますよね?」と冷たく言い放ち、目を閉じてしまったという。

オウヤン・チンは「正直、腹が立ったけど、こういう状況では車掌さんに言っても意味がない。なぜなら確かに彼女が言うようにこれが『自由席』のルールだから。保護者が子どもと並んで座れる優先権などない」とした。女性に席を譲ってもらえなかったオウヤン・チンは仕方なくそばに立って窓側の席の子どもの世話をしていた。すると、見かねた後ろの座席の男性が「降りますので」と席を譲ってくれたというが、その男性は降りることなくデッキ部分に立っていたという。

オウヤン・チンはそれ以降、可能な限り指定席やグリーン車の席を購入するようにし、それもない場合にだけ自由席を購入するようにしていると説明した。

そして、今回の台湾高速鉄道での騒動について「いろいろな情報が出回っている」と前置きした上で、「もし本当に子どもの母親が言うように、若い女性も同意した上で席を譲り、それにもかかわらず子どもに報復したのであれば、(自分であれば)やはり騒動にならないことを第一に考える。まず、子どもに掛けられたのが普通の水かどうかを確認し、子どもを慰めた上で、(撮影などで)証拠を残し、警察に通報する」と見解をつづった。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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