Record Korea 2024年12月14日(土) 7時0分
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韓国・聯合ニュースは「ハリウッドでおとなしくなったKパワー、理由はあるのか?」と題した記事を掲載した。写真はハリウッド。
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韓国・聯合ニュースはこのほど、「ハリウッドでおとなしくなったKパワー、理由はあるのか?」と題した記事を掲載した。
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記事はまず「ポン・ジュノ監督やパク・チャヌク監督が欧米の映画祭で評価され、韓国ドラマ『イカゲーム』は米エミー賞で6冠を獲得した。韓国系クリエーターが手掛ける作品も相次ぎハリウッドで注目され、『Kコンテンツ』の力を立証してきた」としつつ、「ハリウッドが人種的多様性を尊重し外国語作品に対する敷居を低くするムードになったこともあり、年末から来年初めにかけてのハリウッドの主要授賞式でも韓国作品や韓国系クリエーターのノミネートがあるものと期待されていたが、結果は皆無だった」「9月のエミー賞でも韓国関連作品の受賞はなく、日本人俳優が多数出演し制作にも参与した『SHOGUN 将軍』が史上最多の18部門を受賞し、注目を集めた」と伝えた。
その上で「今年、海外で評価された韓国映画やドラマがなかったのは、ただ運が悪かったとも、一時的な現象ともいえる」とし、「12月26日には世界的ヒット作となった『イカゲーム』のシーズン2が始まる。来年はハリウッドの主要授賞式でノミネートされる可能性がある」とした。
ただ、韓国の業界からは「最近はコンテンツ制作をストリーミング業者が主導するシステムに変わってきており、クリエーターやスタッフが置かれた環境は過去に比べて厳しくなっている」と懸念の声が上がっているという。
映画館を訪れず家のテレビでストリーミングプラットフォームにアクセスする時代となり、映画制作本数が全体的に急減するなど、韓国の映画産業が大きく揺らいでいる。業界関係者によると、ある企業では映画事業関連の複数チームがこの10年間で姿を消し、その分野の専門家は企業を去るか、他のチームに移るなどしたという。映画の作品数が特にここ数年で大幅に減り、人材を維持することが難しくなったためだという。
ドラマ制作業界でも、ストリーミング業者による投資が一部の大作ばかりに集中し、テレビ局などによる制作は減ってきており、全体的な作品数が減少している。そのため、多くの制作会社が経営難に陥っているという。
記事は「韓国がポン・ジュノ監督やパク・チャヌク監督のような巨匠を輩出できたのは、彼らが新人の頃から夢を育て、力を発揮する土台となった韓国映画産業という存在が大きい」「土台が揺らぎ崩れてしまっては、韓国のクリエ-ターの命脈が途絶えてしまいかねない」と指摘した。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「ネットフリックスが俳優のギャラを上げまくったせいで、この小さな国の映画・ドラマ制作費がハリウッドレベルになってしまったのが問題だ」「韓国映画はレパートリーが少なくてどれも同じだから見なくなる。政治物かノワールばかり。もっと違うテーマにしたらどう?」「映画館にまで韓国映画を見に行くことがほとんどなくなった」「流行ってものがあるからね」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/麻江)
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