人型ロボットが工場で作業訓練、商業化応用が加速―中国

人民網日本語版    2024年12月9日(月) 13時0分

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中国では最近、人型ロボットが人工知能に続いて注目を集める人気産業となっている。

中国では最近、人型ロボット人工知能(AI)に続いて注目を集める人気産業となっている。

中国はすでに何年も連続で世界最大の工業ロボット消費国と生産国の地位をキープしている。技術が進歩しているほか、社会のニーズが変化するにつれて、中国ロボット市場は多様化とスマート化という特徴を備えるようになっており、成長の強い勢いをキープしている。

人型ロボット開発企業・魔法原子(MagicLab)の責任者・呉長征(ウー・チャンジョン)氏は、「従来の複合型ロボットと比べると、人のような特性を武器とする人型ロボットは、複雑な環境への適応力がより高く、特に3C(コンピューター、通信、電子製品)や家電といった生産ラインを頻繁に切り替える必要がある工場の作業を含むさまざまな作業タスクや生産ラインのレイアウトに対応することができる。また、自由度が高く、人間のような動きをするといった特性を備えているため、製造業が生産ラインの柔軟性を高めて、工場配置のコストを低減するようサポートすることができる」と説明する。

調査会社の高工産業研究院(GGII)は、中国の人型ロボット市場の成長ペースは世界の平均水準を上回っており、今年、市場規模は21億5800万元(約431億6000万円)に達し、2030年には380億元(約7600億円)近くに達すると予測している。また、中国の人型ロボットの販売台数は今年の約4000台から2030年には27万1200台にまで増加すると予測されている。

魔法原子(MagicLab)は2日、人型ロボット「MagicBot」がすでに工場の生産ラインで複数の作業の訓練を受けていると発表した。呉氏によると、その人型ロボットは全身42自由度で、2本のアームの可搬重量は最高で20キロ、全身のキャパシティーは40キロ。ボディーには高強度の材料が採用されているほか、軽量化処理も施されているため、稼働可能時間が長くなり、連続で歩いたり、作業したりできる時間が最長5時間となっているという。

業界関係者は、2024年は中国の人型ロボットの量産化と商業化の元年と見ている。統計によると、中国全土で人型ロボット産業に参入している上場企業は80社を超えた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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