カラスの被害を紹介する日本のテレビ番組に中国のSNS上で不満の声が上がった。

テレビ朝日は先日、中国から飛来したミヤマガラスの大群が熊本県熊本市で問題になっていると報道。ミヤマガラスについて「越冬のために毎年10月下旬ごろ、中国から渡ってくる」と説明し、電線などにとまったミヤマガラスが道路に糞をまき散らす「糞害」が人々を悩ませていると伝えた。

中国のSNS・微博（ウェイボー）のあるブロガーがこの報道を紹介すると、中国のネットユーザーからは「カラスにも国籍があるとはね」「生態系の自然の選択なのに、これも中国のせいにするとはさすが日本だ」「日本の反中はすでにおかしいレベル」など、「日本側が中国のせいにしている」と過敏になったユーザーによるコメントが多く寄せられた。

また、「なんだ？日本にはもともとカラスが多いだろう。なぜ中国が出てくる？」「カラスが海を越えるわけないだろう」「カラスにどこから来たか聞いたのか？」などと反発する声のほか、「日本はカラスを尊重する国じゃなかったのか？」「今回は（カラスを）『神の使い』とは言わないんだな」などのコメントが書き込まれている。（翻訳・編集/北田）