今年1月から10月までの中国のサービス貿易は引き続き急速な成長を見せ、サービス貿易の輸出入総額は前年の同期間より14．6％増の6兆1255億8000万元（約125兆8000億円）となりました。そのうち、輸出は16．6％増の2兆5449億1000万元（約52兆3000億円）、輸入は13．2％増の3兆5806億7000万元（約73兆5000億円）で、サービス貿易は1兆357億6000万元（約21兆2000億円）の赤字となりました。主に以下の特徴が見られます。

知識集約型サービス貿易は引き続き成長しています。知識集約型サービスの1～10月の輸出入額は前年の同期間より5．9％増の2兆3616億3000万元（約48兆5000億円）となりました。そのうち、知識集約型サービスの輸出は1兆3417億3000万元（約27兆6000億円）で5．7％増加しました。特に個人文化・娯楽サービス（38．7％増）や通信・コンピューター・情報サービス（8．6％増）が顕著な伸びを見せました。一方、知識集約型サービスの輸入は6．1％増の1兆199億元（約20兆9000億円）で、個人文化・娯楽サービス（34．2％増）やその他の商業サービス（11．5％増）が比較的高い伸びを見せました。

また、旅行サービスは急激な伸びを見せました。旅行サービスは1～10月は引き続き高い伸びを維持し、輸出入額は前年の同期間より41．2％増の1兆6709億4000万元（約34兆3000億円）に達し、サービス貿易の中で最大の分野となっています。

これらのデータは、中国のサービス貿易が知識集約型サービスと旅行サービスを中心に強い成長傾向を見せていることを示しており、サービス経済の発展をさらに促進する基盤となっています。（提供/CRI）