深センの「フラワー経済」が大湾区の文化観光の発展をバックアップ―中国

人民網日本語版    2024年12月3日(火) 19時30分

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深センの「フラワー経済」が大湾区の文化観光の発展をバックアップしている。

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深セン市南山区にある「オランダフラワータウン」内には、ヨーロッパ風の建物が並び、異国情緒が漂っているほか、タウン内に店を構える複数の花屋では多肉植物やヒマワリ、バラ、キンカン、菊の花が販売されている。タウンの敷地面積は約6万平方メートルで、花屋をメインとして、水族館やペット館、茶館、カフェなど約280軒の店舗が並んでいる。同タウンは花の展示や販売、レクリエーション、観光といった機能が一体となった特色ある文化商業エリアとなっている。人民網が伝えた。

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中国の1-9月の花の輸出入額は20億元(約420億円)以上に達した。年間売上高は2000億元(約4兆2000億円)を超える見込みだ。また、中国の花の栽培面積は約150万ヘクタールで、花卉業界従事者は500万人以上に達している。インターネットや物流の発展、育種技術の向上といった要素が、「フラワー経済」発展に拍車をかけ、ますます多くの種類の花が、ますます速いスピードで、多くの人の手元に届けられ、人々の「美」に対する期待を満たしている。オランダフラワータウンはその勢いに乗る形で、リニューアル工事が行われ、より多くの種類の花を、より秩序ある場所で鑑賞したり、購入したりできる環境が整えられたほか、購入した花がよりスピーディーに届けられる条件が整い、観光客の体験とビジネス環境が向上した。そして、深センの市民にとっても、祝祭日に気晴らしに遊びに行くのに絶好の場所となったほか、観光客にとっては「深センの花+文化」を楽しめるプチ文化観光スポットとなっている。「花+文化」というテーマに合わせて、フラワータウンはこれまでに、春のフラワーアレンジメントコンテストといったイベントを開催してきた。そして、週末になると、延べ3万~5万人、祝祭日には延べ10万人以上の市民や観光客が訪れるようになっている。そんなフラワータウンは現在、その特色を生かした「フラワー経済」の質の高い発展の道を探っている。


リニューアル工事が実施され、オランダフラワータウンと前海フラワー公園、中山公園、南頭古城が一つになり、統一した計画に基づいて共に発展し、南山区、ひいては深セン、粤港澳大湾区(広州仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政区によって構成される都市クラスター)の輝かしい「名刺」となっている。現在、粤港澳大湾区の文化観光消費が活況を呈しており、その目玉である観光スポットのフラワータウンにも、大湾区各地から来る多くの観光客が押し寄せ、香港とマカオ、中国大陸部の双方向の行き来が日に日に盛んになっている。

フラワータウンには、鉢植えや生花などを販売するフラワー産業のほか、ウェディングフラワー、カフェ、茶館、文化クリエイティブグッズといった業態も集まっている。同タウンでは小さな花が大きな市場を生み出している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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