Record China 2024年12月3日(火) 8時0分
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華字メディアの日本華僑報は2日、日本の若い男性の恋愛・結婚観に変化が生じ、「年上妻」の人気が高まっていると報じた。
記事は、令和に入り、日本では「夫の方が妻より年上」「結婚は必然」「夫婦は死ぬまで添い遂げるべき」といった伝統的な考え方が主流から外れるようになってきているとし、「もともと深刻な日本の少子化問題に新たな難題となることは間違いない」と述べた。
その上で、都内在住で、自分よりも年収が高い1歳年上の女性と結婚した30代男性が「2人の経済格差は気にならず、互いに仕事や家事、育児を分担するのが理想」と語ったことを紹介。「このような考え方は日本の若い男性の間で珍しくなく、現代の日本の若者の結婚観が垣間見える」とした。
また、厚生労働省の統計で2023年の初婚夫婦のうち妻の年齢が夫よりも高い割合は24.8%と過去最高になったと指摘。20代の男性に限るとこの割合は30%を超えるとし、背景に男女双方が互いに相手に経済力を求めるという現状があり、伝統的な「男性が家族を養う」モデルは崩壊しつつあると論じた。
このほか、2021年の調査で結婚相手の経済力を「考慮する」と答えた独身男性の割合が5割近くに達していたこと、女性に求めることで「結婚・出産後も働いてほしい」との答えが4割に達し最多だったこと、男女共に年収が高いほど既婚率が高くなっていることなどにも言及した。
記事は一方で、「男性も女性も経済力が自分と同等のパートナーを探そうとすると、相手を見つけるのはますます難しくなる。こうした傾向が少子化の悪化につながっていることは間違いない」と指摘。「非婚出産が一般的でない日本社会では、夫婦の数が増えない限り少子化が改善することは難しい」とし、日本政府もさまざまな角度から若者の「出会い」をサポートしようと取り組んでいることを伝えた。
そして、「日本の若い男性が『年上妻』を好む現象は、現代日本の結婚観の変化の縮図であることは間違いない。これは若者の結婚に対する新たな期待と要求を反映しているだけでなく、少子化問題にとっての新たな課題でもある」と論じた。(翻訳・編集/北田)
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