中国自動車産業の成功の秘訣は?―米メディア

Record China    2024年12月3日(火) 7時0分

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環球時報は中国の自動車産業が成功した秘訣を探る米メディアの報道を紹介した。

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2024年11月30日、環球時報は中国の自動車産業が成功した秘訣を探る米メディアの報道を紹介する記事を掲載した。

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記事は米誌フォーブス電子版が28日に掲載した文章を引用。フォーブスの文章は「中国の自動車産業は今後10年で爆発的な成長を遂げるだろう」とし、昨年の中国の自動車生産台数が3000万台を超え、30〜32年には3800万台を突破して輸出台数も900万台以上になる見込みだと伝えた。また、中国は世界の乗用車生産の38%以上を占めるようになり、自動車大国としての地位を固めて市場を再編することになるとも予測した。

そして、中国の自動車産業が欧米より優位に立つ最も重要な点として価格の安さ、コストパフォーマンスの高さを挙げ、中国の電気自動車(EV)の価格がライバルより25〜45%も安いと指摘。エコシステムを構築し、サプライチェーンを管理するとともに、国内の低賃金労働力を十分に活用し、強力な生産能力や安価な原材料、先進的な技術が「デトロイトの自動車産業にとどめを刺した」と評した。


また、中国勢は欧米を抜き去ってもなお乗用車の生産コスト低減に力を注ぎ、製品の競争力と利益の最大化を目指しているとしたほか、中国の新車開発サイクルが日本の半分程度に相当するわずか24カ月にまで短縮されていること、EV産業におけるバッテリー原材料分野で圧倒的な強みを持っていること、優位性を生かしたバッテリー交換サービスなどを積極的に展開していることを紹介。中国政府が掲げる60年までのカーボンニュートラル目標もEV産業発展の大きな原動力になっていると伝えた。

記事はさらに、中国が23年末時点で国家級のスマートコネクテッドカー試験デモ区を17カ所設立し、総距離は2万2000キロ以上に達していると紹介。すでに試験ライセンスを5200枚以上発行し、累計走行試験距離は8800万キロに及ぶなど、中国が未来の自動車交通システム確立に向けて猛スピードで前進していることを伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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