グローバルサプライチェーンの革新と持続可能な発展に焦点を当てた第2回中国国際サプライチェーン促進博覧会（CISCE）が26日から北京で開かれています。期間中、『中国乳業サプライチェーンの持続可能な発展報告書』が発表され、各分野の専門家と政府関係者が発表会に出席しました。

報告書発表会には、在中国日本国大使館経済部参事官の真島哲弥氏らの国外ゲストが招かれ、中国乳業サプライチェーンのグリーン発展とグローバル協力について共同で検討しました。真島哲弥参事官はあいさつで、「グローバルサプライチェーンの安定は国家経済の安全保障上極めて重要であり、グリーンサプライチェーンは将来の発展の鍵である」と強調しました。

報告書は中国の乳業サプライチェーンが直面する課題とチャンスを分析し、グリーン・低炭素発展の推進、技術革新、デジタル化転換などの重要な戦略を重点的に打ち出しています。中国社会科学院工業経済研究所の季為民副所長は「乳業サプライチェーンは産業チェーンの構造を最適化し、環境保護と衛生基準を強化し、質の高い持続可能な発展を実現すべきだ」と指摘しました。

報告書は特に、グローバル化を背景として、中国の乳業は国際的な展開を加速しており、世界の乳業の持続可能な発展を推進していると示しました。中国の乳業は国際協力と技術革新を通じて、グローバルサプライチェーンにより多くの中国の知恵とプランを提供していくとのことです。

報告書の発表式では、中国社会科学院の呉海軍副研究員が報告書の内容について詳しく解説し、持続可能な発展戦略が中国の乳業の世界的競争力向上にもたらす意味を強調するとともに、国際協力を強化し、世界の乳業のグリーン転換を共同で推進するよう呼びかけました。（提供/CRI）