日本が強いのは学校サッカーがあるから?元中国代表が持論を展開

Record China    2024年12月1日(日) 21時0分

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27日、中国スポーツメディアの直播吧は、サッカー元中国代表FWの楊旭(ヤン・シュー)氏が日本のサッカーが大きく発展した理由について自らの見解を示したことを報じた。

2024年11月27日、中国スポーツメディアの直播吧は、サッカー元中国代表FWの楊旭(ヤン・シュー)氏が日本のサッカーが大きく発展した理由について自らの見解を示したことを報じた。

記事によると、楊氏は日本サッカー発展の要因の一つとしてしばしば挙げられる「学校サッカー体系が充実しているから」という点について、「自分はそうは思わない」と否定。「日本サッカーの成績がいいのはまず、日本はサッカー人口が非常に多いから。小学校や中学・高校のサッカーは中国国内同様、放課後の「趣味クラブ」みたいなもの。日本サッカー協会はそこから社会のクラブやJリーグのユースクラブへという流れを作りたい。もしJリーグのユースだけではこれだけ膨大なサッカー人口を受け入れきれない。そこで二流、三流、四流の選手たちを各高校へと分散させた上で高校サッカー体系を作り上げた。学校で子どもたちは学業を優先させつつ技術を蓄積する。そして大学へと進むこともできるし、トップのプロリーグへと進むこともできるのだ」と説明した。

楊氏はまた、このような流れを作るために、日本のサッカー協会が一部の強豪校を除き、あえて小学校と中学校のクラブやリーグ体制をあまり発展させず「趣味のクラブ」にとどめているのだとし、「日本サッカー協会は非常に多角的に物事を考えている。まず、社会型クラブに生存の場を提供するとともに、優れた選手がJリーグのユースチームでより良い育成を受けられるようにし、さらに学校サッカーで遅咲きの子どもたちにもトレーニングの機会を与える。このような多面的な計画があるからこそ、日本サッカー界は膨大な人口を抱える中で、継続的にスター選手を輩出することができているのだ」との考えを示した。

楊氏は昨年4月に現役を引退。今年1月には東京・国立競技場で行われた全国高校サッカー選手権大会の決勝を2年連続で観戦していた。

この件について、中国のネットユーザーは「日本に行った時に、河川敷で多くの人がボールを蹴っているのを見た。しかもその中には女子もたくさんいた」「簡単なこと。日本は高校サッカーをもう100回以上やっている。一方中国はどうだ」「これだけ国土が広い国でサッカーを発展させるのは大変。省単位に分けてそれぞれ発展させたほうがいいのではないか」「日本は小さい頃に興味を培う。一方中国はお金を稼ぐために育成している」といったコメントを残している。一方で「そもそもどうして中国でサッカーを発展させる必要があるのか」と指摘するユーザーも見られた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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