重慶空港、跨座式モノレールがラインオフ―中国

CRI online    2024年11月30日(土) 16時20分

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重慶江北国際空港で運用される跨座式モノレールMRTシステム車両が28日、車両メーカーの重慶中車長客軌道車両でラインオフしました。

中国南西部重慶市の重慶江北国際空港で運用される跨座(こざ)式モノレールMRT(マス・ラピッド・トランジット)システム車両が28日、車両メーカーの重慶中車長客軌道車両でラインオフしました。空港のMRTシステムのために開発された跨座式モノレールシステムは世界初となります。跨座式とは、車両の下にレールがあり車両がレールを跨ぐタイプのモノレールで、跨がり式とも呼ばれます。

このモノレールは重慶江北空港のT3AターミナルとT3Bターミナル間の連絡用に使われる予定です。車両は、新交通システムで最高自動化レベルGoA4の無人運転システムを採用し、単独車両で独立した動力ユニットが設計され、全自動連結器とイーサネット技術をフルに活用し、車両の迅速な自動再連結と1~4台の柔軟な編成を実現しています。また、航空会社、ターミナル、車両の三者連動技術が活かされているため、フライトの客数に応じて車両数の編成と運営を自動的に手配することもできます。

さらに、車両にはスーパーキャパシター(電気二重層コンデンサー)が搭載されているため、電力供給は従来の架線給電方式から車載エネルギー貯蔵方式にシフトしており、スーパーキャパシターが車両制動時のエネルギーを吸収し、エネルギー回収利用率を高めています。また、高周波補助システムと永久磁石けん引システムも搭載されており、車両はより省エネで環境に優しい特徴を持っています。

今回ラインオフしたこのモノレールは、重慶江北国際空港の旅客により便利な移動手段をもたらすと期待されています。(提供/CRI

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