人民網日本語版 2024年11月30日(土) 19時0分
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中国の都市バス路線は8万本に達し、総延長距離は170万キロメートル以上となっている。
中国交通運輸部によると、中国の都市バス路線は8万本に達し、総延長距離は170万キロメートル以上となっている。これは地球の赤道周囲の長さ42.5周分に匹敵する。このうち、2万キロ以上はバス専用レーンとなっている。
交通は現代都市にとっての血管のような存在だ。その血流がスムーズであれば、都市は健全に発展していくことができる。そのため都市バスの発展の歴史がその都市の変遷の縮図であることが多い。
北京を例にすると、運行路線は1本から2200本以上へと増加し、世界トップとなった。車両台数は164台から2万3000台以上へと141倍増加した。そして年間の利用者数は延べ2800万人余りから過去最多の延べ49億人へと増加した。北京公共交通館では、こうしたデータによって、新中国成立以来の北京の公共交通発展の歩みが紹介されている。タイヤの回転が描く軌跡の1本1本がこの超大都市の拡大し続ける境界を示している。
「乗車できれば良い」から「快適な乗車」へ。「多く乗せて速く走る」から「快適で環境に優しい走り」の追求へ。そしてバスの待ち時間が煩わしく、乗車すら困難だった時代から、オンライン決済やリアルタイムの情報確認が可能な時代へ。このように利用者の満足度を評価基準として、中国の都市公共交通はここ数年で大きく変化し、「快適な移動」というビジョンをより早く、現実のものにしつつある。
公共交通の発展は交通渋滞や環境汚染といった都市問題の解決策であり、大きな流れでもある。公共交通システムの重要な一翼を担うバス路線のたゆまぬ拡充と延長は、まさに交通の持続可能な発展に対応した具体的な取り組みとなっている。
「グリーン・低炭素」という大きな流れの中で、公共交通は人々との「相互接近」を加速させている。データによると、今や中国の都市バスの8割以上が新エネルギー車となっており、都市公共交通システムの1日あたりの利用者数は延べ2億人近くに達している。環境に優しい公共交通は経済発展の質を高め続けているのだ。
公共交通の発展は現代都市の発展の方向性となっている。総延長距離170万キロ以上という数字は、都市公共交通の発展の一里塚で、都市の現代化の新たな出発点にもなっている。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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