2024年11月27日、中国のウェブサイト・什么値得買に、日本の人気作品「NARUTO -ナルト-」の中国語簡体字リメーク版の漫画が間もなく登場すると紹介する記事が掲載された。

記事はまず、「『NARUTO -ナルト-』は、99年の登場以来、その独自の世界観、緻密なストーリー、魅力的なキャラクターたちで世界中のファンを魅了してきた日本のアニメ作品だ。最近発表されたニュースによれば、この名作漫画が簡体字リメーク版として新たに登場することが決まり、多くのファンが歓喜している」と紹介した。

その上で、「今回の簡体字リメーク版は、電子工業出版社と次元書館が共同制作し、多方面で大幅なアップグレードが施された。まず、翻訳が一新され、より正確で詳細な表現を目指して全ての日本語が再翻訳されている。また印刷品質も向上し、元の画を高解像度化することで、より鮮明に細部までしっかりと描かれる。これにより読者はより美しく精緻な『NARUTO -ナルト-』の世界を堪能することができる」と説明した。

また、「紙質も改良され、光が透けにくい厚みのある滑らかな紙を使用された。装丁にも細やかな配慮がなされ、限定帯がデザインされるなど、コレクション性が向上した。また簡体字リメーク版には、詳細なリサーチに基づいて制作された特製グッズが付属しており、漫画の魅力をさらに広げるとともに、ファンへの感謝の気持ちも込められている」と言及した。

さらに、「今回の簡体字リメーク版は、多くのファンにとって待望の作品だ。『NARUTO -ナルト-』には数々の名言や感動的なシーンがあるが、それらがより洗練された形でよみがえる。例えば『木の葉舞う所に火は燃ゆる』といった名せりふが、高画質な画と上質な紙面で再び読者の心を打つことだろう。デジタル化が進む時代において、簡体字リメーク版は名作への敬意を示すとともに、過去の思い出を呼び起こし、未来への希望をを託すものでもある」とした。

このほか、「簡体字リメーク版に加え、『NARUTO -ナルト-』と『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』のコラボ漫画も登場予定。このコラボレーションは、ファンに新たな興奮をもたらす試みだ。忍者をテーマにした二大作品が融合し、人間と亀という異なる存在でありながら、チームワークや勇気といった共通点を持つ彼らの物語に注目が集まっている。公開されたキービジュアルを見ると、コラボ漫画の舞台は『NARUTO -ナルト-』の木ノ葉隠れの里に似ているが、アートスタイルは『ニンジャ・タートルズ』寄りだと言える。詳細なストーリーはまだ明かされていないが、タイムトラベルを題材に、うずまきナルトとタートルズが力を合わせて悪に立ち向かう内容になる可能性が高い。この設定は、両作品の独自性を生かしつつ、物語にさらなる面白さと深みを加えるものとなるだろう」と論じた。

記事は、「劇場版『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』が今月全国公開となったことも大きな話題となっている」とし、「同作品は、原作者の岸本斉史氏が制作に携わり、原作の魅力を継承した必見の映像作品。劇場版の物語は一度死んだはずの忍集団・暁による木ノ葉隠れの里襲撃後を描き、ナルトと春野サクラ（はるのサクラ）が新たな敵に立ち向かう。監督には伊達勇登氏、脚本には宮田由佳氏が起用され、竹内順子や中村千絵、森川智之といった豪華声優陣が出演している。原作の要素を引き継ぎつつ、さらに高い制作クオリティーで描かれた本作は、ファンの熱い期待に応えるものとなるだろう」と強調した。

また、「注目すべきは、アニメ『NARUTO -ナルト-』の放送20周年記念として制作された特別エピソードだ。これは17年に『NARUTO -ナルト- 疾風伝』が完結して以来の新作エピソードで、当初は昨年9月の放送予定だったが、さらなるクオリティーの向上を理由に延期されていた。物語の内容はまだ明かされていないが、ナルトが火影になる前のエピソードや第四次忍界大戦後の生活に焦点を当てる可能性が示唆されている。この新作エピソードは、原作の未解決の部分を補完し、ファンに新たな感動を与えることだろう」と述べた。

そして、「『NARUTO -ナルト-』の簡体字リメーク版は、翻訳、印刷、紙質、装丁などすべての面で大幅に改良され、コレクションとしても読み物としても価値のある一作に仕上がっている。さらに、『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』とのコラボ漫画や劇場版『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』の公開が、『NARUTO -ナルト-』という名作に新たな活力を吹き込む。これらは、長年のファンだけでなく新しい視聴者にとっても、再び『NARUTO -ナルト-』の世界に浸る素晴らしい機会となるはずだ」と結んだ。（翻訳・編集/岩田）