熱心な慈善活動で知られる台湾の女優リン・チーリン（林志玲）さんが27日、自身のインスタグラムを更新。10年にわたって続けてきた「志玲姐姐児童之家築巣行動」をめぐる思いをつづり、子どもたちと交流する写真を公開した。

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この「児童之家築巣行動」は子どもたちに快適でぬくもりのある学校宿舎を提供する取り組みで、「築巣」は「巣作り」という意味だ。

リン・チーリンさんがインスタに寄せた文章によると、きっかけは2013年、中国内陸部に位置する四川省での出来事だった。同省涼山イ族自治州にある大涼山で1人の女の子の登校に付き添って3時間も山道を歩き、都会に出稼ぎに行った親と離れてへき地に暮らす子どもの学習面での困難や老朽化が激しい学校の宿舎の状況を深く理解したといい、10年にわたる取り組みの結果、各地の農村の学校に設けられた「志玲姐姐児童之家」は20カ所になった。地域は内モンゴル、四川、雲南、寧夏、貴州、湖北、湖南、河南などに広がっている。

文章には、「私たちは生まれる場所を選ぶことはできませんが、教育によってスタート地点の異なる子どもたちは学習を通じて自分が求める将来について考え、自分の運命を変える機会を持つことができると信じています」「この10年を振り返り、自分の約束と使命を果たせたことに安堵（あんど）しています」との言葉や、子どもたちが将来、夢を実現することへの期待なども記され、ネットユーザーからは「10年も続けられた取り組み。偉大です」「あなたは最も美しくて最も温かい天使」「本当に素晴らしい。私も見習わないと」などの声が相次いで寄せられた。（翻訳・編集/野谷）

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