2024年11月27日、韓国・YTNは「韓国の健康保険における外国人全体の財政収支は黒字を記録するなど持続的に改善しているが、中国人の健康保険財政はいまだ赤字状態から抜け出せずにいる」と報じた。

記事によると、外国人全体の健康保険財政収支の最近7年間（17～23年）の累積黒字規模は3兆2377億ウォン（約3525億円）に達した。外国人健康保険財政収支が黒字を記録するのは、外国人健康保険加入者が納付した健康保険料よりも、病院や薬局などを利用して健康保険の適用を受けた金額の方が少なかったことを意味する。

これは、韓国の健康保険当局が外国人による不正受給を予防したり、健康保険加入資格を厳しくしたりするなど改善を進めてきた結果とされている。

しかし、中国人の健康保険財政は赤字状態から抜け出せずにいる。政界では、赤字対策の一環として健康保険に「相互主義」を適用するべきだとの主張が出ているが、保健福祉部は「財政赤字の特定国家に対してのみ相互主義を適用するのは外交摩擦など別の副作用を生じさせる可能性があるため慎重なアプローチが必要」と消極的な立場を示したという。

韓国の国民健康保険法と外国人雇用法は、加入資格を有する外国人には国籍による差別をせず韓国人と同じ健康保険を適用することを原則としている。これらの法令は相互主義の原則より優先される。そのため国家別相互主義を健康保険に適用するには関連法の改正が必要になるという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「なぜ私が支払った税金で中国人を治療してあげるのか、理解できない」「中国人の不正受給を防止する方法を提示すると言っておいて…。本当に無能だ」「パラサイトという言葉がぴったり」「外国人の家族にまで恩恵を与える理由は？」「韓国人は中国で何の健康保険のサポートも受けられない現実がむなしい」「中国人は家族に親戚まで引き連れてきて保険の恩恵を享受している。韓国人は中国で何もしてもらえないのに。韓国は完全に中国人のカモ」「簡単だよ。中国人だけ医療保険費を上げたらいい」など不満の声が多数上がっている。（翻訳・編集/堂本）