TSMC、直近4年で日米中の政府から3300億円以上の補助金を獲得―台湾メディア

Record China    2024年11月24日(日) 11時20分

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22日、台湾メディアはTSMCが4年累計で3300億円以上の補助金を獲得したと伝えた。写真はTSMC熊本工場。

2024年11月22日、台湾Yahoo!新聞(台湾ヤフーニュース)は積極的な海外戦略を推進する台湾積体電路製造(TSMC)が、2021年からの累計で日米中の3カ国で714億台湾ドル(約3383億円)以上の補助金を獲得したことを伝えた。

TSMCが公表した財務諸表によると、同社は米アリゾナ州、日本の熊本県、中国の南京市にそれぞれ工場建設を計画し、日米中3カ国の政府から不動産取得や工場建設、設備設置費用などにあてるための補助金を受けており、日本と中国からの具体的な補助金の額は2021年に8億2700万台湾ドル(約39億円)、22年に70億5100万台湾ドル(約333億7430万円)、23年に475億4500万台湾ドル(約2250億円)になるという。今年は第1~3四半期に米国も含めた3カ国の政府から160億4300万台湾ドル(約759億3600万円)を受けているため、21年からの累計で700億台湾ドル(約3300億円)以上を獲得したことになるという。

記事は「TSMCの熊本工場は24年12月に稼働する。米アリゾナ州の工場は25年初めに稼働を予定している。中国では回路線幅28ナノメートル技術を採用した半導体を製造する能力を保有している。さらに同社はドイツ・ザクセン州ドレスデンでも工場建設を始めた。また、米商務省が15日に66億ドル(約1兆190億円)の補助金支給を最終決定したことを受けて、同社は28年稼働予定の第2工場のほか、30年までに第3工場を増設することを計画している」と伝えた。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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