Record China 2024年11月20日(水) 13時0分
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サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終(3次)予選の中国対日本の試合をめぐる、日本代表・森保一監督の受け答えが中国で絶賛されている。
19日に中国・アモイで行われた試合は、会場となったアモイ白鷺体育場のピッチ両サイドのタッチラインが一度消され、1.5メートルほど内側に引き直された。サイドのスペースを狭くすることで守備をしやすくしようとする意図があったとみられる。久保建英も試合後に「とにかく狭かった」と違和感を口にした。
中国のスポーツメディア・直播吧は、この件が日本のメディアで物議を醸していることを紹介しつつ、森保監督が「ピッチの幅はホームチームがルールの範囲内で決めることで異議はない。昨日の練習時に把握していたので、チーム全体で共有した」とコメントしたことを伝えた。
また、サッカー専門メディアの足球報の陳永(チェン・ヨン)記者は、試合後の会見で日本の記者から中国のサポーターがピッチに乱入したことや日本の選手の顔にレーザーポインターが照射されたことなどについて聞かれた森保監督が「サポーターを尊重するし、選手たちも尊重されるべき。(レーザーポインターの照射は)健康を害することにもつながるし、合理的な方法で応援してほしい」とやんわりと要望したことを紹介した。
陳記者は「森保監督はやはり非常に風格があった。ファンが熱い雰囲気を作り出したことに2度も言及し、会見終了時には会場がとてもいいと称賛した。ただ、日本人記者の質問は対立を引き起こそうとするものだった」と評した。なお、日本の記者は質問の中で国歌斉唱の際に君が代にブーイングが起きたことにも言及していたが、陳記者はこの部分をカットして伝えている。
森保監督の受け答えは中国のネット上でも称賛されており、「森保監督は謙虚で風格があって低姿勢で素晴らしい」「森保氏の言葉には品がある」「森保監督には本当に非の打ち所がない。“噴子(やたらと文句を付ける人)”たちも批判しようと思ってもしどころがない」「名将の風格」「自国人でこういう監督がいるというのは恐るべし!」「中国はピッチ乱入にレーザーと、批判も甘んじて受け入れなければならないことをした。それなのに森保監督の器と言ったら」「個人的に森保氏は好きな監督」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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