ゲーム産業が大学生に人気の就職先に―中国

人民網日本語版    2024年11月17日(日) 13時30分

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ゲーム産業が中国の大学生に人気の就職先になっている。

中国では現在、多くの若者がゲーム産業に足を踏み入れ、「ゲーム+スキル共有」のスペースが拡大している。「ゲームをする」「ゲームを作る」など、ゲーム産業は若者のために就職の幅広い機会を提供しており、若者にとっては「理想」が「現実」になっている。

「まだ卒業していないけど、網易が開発したゲーム『エギーパーティー(中国名:蛋仔派対)』のシーンを作成し、すでに収益を上げている」と話す電気工学・スマート制御を専攻する大学3年の董格如(ドン・ガールー)さんは「エギーパーティー」で創作を行うデジタルイラストレーターでもある。現実の生活における実際の体験とバーチャルゲームの設計を組み合わせることに手なれている。

デジタルイラストレーターとは何か。簡単に言えばゲームなどバーチャルな世界で「ユーザー生成コンテンツ(UGC)」のインタラクティブコンテンツの創作者を指す。インターネット時代である現在、AI技術が、UCGの作成に無限の可能性を注入している。そして、斬新なアイデアを持つ才能あるたくさんの若者が、より複雑なUGC作成の分野に進出するようになっている。

董さんのような「90後(1990年代生まれ)」のゲーム業界従事者は少なくない。ラジオ・テレビ・脚本・演出を専門に学ぶ学生の張偉傑(ジャン・ウェイジエ)さんもその一人で、古代建築物や漢詩、書道、音楽といった中国伝統文化の要素をうまくゲームに組み込んだ「京戲」という作品を制作した。近代的なスタイルで、中国伝統文化のエッセンスを表現している。

ゲーム業界では誰もが自分のポジションを見つけることができる。プログラミングが得意な人はゲーム開発エンジニアになり、ゲームの世界のロジックやルールを自分で作り出すことができる。もし、アートに独自の理解があれば、ゲームグラフィックデザイナーやデジタルイラストレーターになり、自分のクリエーティビティーをゲームで表現することができる。コミュニケーションが得意という人は市場・運営のポストに就き、他の人のゲームに対する思いをより多くの人に伝えることができる。このほか、ゲームテスト、音響制作、脚本企画などたくさんの細分化された分野があり、それぞれの役割がゲームの成功に不可欠な要素となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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