2024年11月13日、韓国・MBC NEWSは「韓国大統領室は最近、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領がドナルド・トランプ次期大統領とのゴルフ外交のために8年ぶりにゴルフの練習を再開したと明かしたが、実際はトランプ氏当選よりずっと前の8月末からゴルフ場を訪れていたとの証言が出た」と報じた。

記事によると、韓国軍所有のソウル市内のゴルフ場関係者は取材に対し「尹大統領は8月末からゴルフ場に通っている」と証言した。

同関係者によると、尹大統領は8月31日、9月28日、10月12日、11月2日、同9日のいずれも土曜日にゴルフ場を訪れた。尹大統領が利用する際は毎回、警護のために他の客の利用を制限しなければならない。また、9月28日は事前予約もなく当日の朝に「午後に行く」と突然連絡があり、他の予約が入っていたため断ったが聞き入れてもらえなかったという。

野党「共に民主党」も、尹大統領が軍所有のゴルフ場を訪れたという複数の情報を確認してきた。実際の予約内容を確認すると、あるゴルフ場は通常、毎日86組分の予約がほぼ埋まっているが、尹大統領が訪れたとの情報がある日は72組分の予約しか入っていなかった。別のゴルフ場の場合も、8月31日と11月2日の予約枠が通常より少なく設定されていたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「口を開けばうそをつく。尹大統領の言葉は1ミリも信用できない」「『トランプ氏当選により8年ぶりに再開した』と国民にうそをついた大統領室の側近たちは大統領と一緒に全員辞職してほしい」「トランプ氏のためにゴルフを練習するという発言にもあきれていたのに、それすらうそだったとは」「ゴルフをするのは構わない。ただ、業務遂行中に道路を統制してゴルフをするということが問題」「予約を断られても行くなんて、ひどいパワハラだ」「『北朝鮮に核で脅されている』と世界中に言って回り、韓国国民には『戦争に備えよ』と不安をあおっておきながら、自分は優雅にゴルフか」などため息交じりの声が多数寄せられている。（翻訳・編集/堂本）