CRI online 2024年11月13日(水) 11時50分
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セニ区ダガプ独立ネットワーク型エネルギー貯蔵発電所が10日、チベット自治区ナクチュ市でグリッドに接続し、送電を開始しました。
世界で標高が最も高く、設備容量が最大の高原型独立ネットワークのエネルギー貯蔵プロジェクトであるチベット開発投資グループのセニ(色尼)区ダガプ独立ネットワーク型エネルギー貯蔵発電所が10日、チベット自治区ナクチュ(那曲)市でグリッドに接続し、送電を開始しました。
このプロジェクトは標高4600mのナクチュ市セニ区に位置し、総投資額は4億5200万元(約96億円)で、総設備容量は100メガワット/400メガワット時です。プロジェクトのライフサイクルは20年で、その間に送電網に供給されるクリーンな電力は46億7200万キロワット時と見積もられ、標準品位石炭186万8800トンの節約と二酸化炭素排出46万8600トンの削減に相当し、年平均発電収入は5600万元(約11億9000万円)余りを見込みます。
同プロジェクトはナクチュ市の冬と春、夜間電力の不足状況の緩和に重要な効果があるということです。プロジェクトがグリッドに接続したことで、同地域のクリーンエネルギー利用率を効果的に向上させることができると見られています。
ナクチュ市はクリーンエネルギー資源が豊富で、近年、太陽光発電、風力発電、水力発電などの発電プロジェクトが相次いで実施されています。電力システムに占める新エネルギーの割合が高まるのに伴い、電力システムにおける調節資源に対する需要は日増しに差し迫ったものになっています。独立したネットワークを構築するエネルギー貯蔵発電所は安定した電力網の「充電器」に相当し、周辺のルートに故障が発生した場合、独立したネットワーク構造型エネルギー貯蔵発電所が自発的に起動し、電力網に電力を供給することができます。(提供/CRI)
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