人民網日本語版 2024年11月13日(水) 12時30分
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今年の「ダブル11」に多くの人は何を買い込んだのだろうか?写真は国産ゲーム「黒神話:悟空」で人気となった山西省高平県の鉄仏寺。
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今年の「ダブル11(11月11日のネット通販イベント)」に多くの人は何を買い込んだのだろうか?中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが伝えた。
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取材では、「消費財の買い替え」政策の実施が追い風となり、今年の「ダブル11」期間中は家電の売れ行きが絶好調となったことが分かった。例年と比べると、今年の販促キャンペーンでは、各大手ECプラットフォームがクーポンを配布したほか、政府の補助金も加わり、消費者はその両方を同時に使うことができ、購買意欲が高まった。
あるECプラットフォームの統計によると、「ダブル11」の期間中、ゲーミングノートPCの取引額が前年同期比で120%増となった。また、OLEDディスプレーやオープンイヤー型イヤホンの取引額が前年同期比で4倍以上増となった。さらに、AI学習用タブレット、3Dプリンターの取引額が前年同期比で10倍以上増加した。
家電のほか、旅行商品の「まとめ買い」も新たなトレンドとなった。今年の「ダブル11」の期間中、多くの若者がライブ配信を視聴し、年末や冬の旅行の計画を立てたようだ。若者はパーソナリティーお勧めの旅行ルートをチェックしながら、どのプランがお得か比較していた。そして、中国初の国産AAAゲーム「黒神話:悟空(Black Myth:Wukong)」に登場する観光地が爆発的人気となったほか、スキー、キャンプ、各種公演鑑賞といった文化観光のオンライン予約が激増した。統計によると、10月14日から11月10日までの期間、旅行商品のオンライン取引額は前年同期比で8倍以上増となった。うち、海外旅行の予約は前年同期比で11倍以上増となった。
その他、「エモ消費」を売りにした癒し系商品も消費者の間で大人気となった。統計によると、「ダブル11」の期間中、アートトイやぬいぐるみの売上が前年同期比で332%増となった。ぬいぐるみやアートトイを購入する大人が著しく増えている。
中国社会科学院新聞・伝播研究所の研究員は、「消費の動向を全体的に見ると、従来の安くて、お得で、コスパの高い商品を求めるスタイルから少しずつレベルアップし、『自分を喜ばせる』ためのエモ消費など、『情緒的価値』を重視するスタイルへと移り変わっている」と分析している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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