人民網日本語版 2024年11月12日(火) 23時30分
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中国のショート動画共有アプリで最近、「ヘアスタイリスト暁華」というアカウントが大きな話題となり、「客の要望にちゃんと耳を傾けてくれるヘアスタイリスト」だと評判になっている。
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中国のショート動画共有アプリで最近、「ヘアスタイリスト暁華」というアカウントが大きな話題となり、「客の要望にちゃんと耳を傾けてくれるヘアスタイリスト」だと評判になっている。ネットユーザーらは「分かってくれる理容師をついに見つけた」と喜び、「散髪ツアーで全国を回ってほしい」と強く要望する人もいる。
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「暁華」の本名は李静(リー・ジン)(33)で、湖南省懐化市で夫と一緒に理容店を経営している。では、李さんの散髪の腕はどれほど良いのだろうか?
李さんは夫と共に「靚点」という名前の理容店を経営しており、店を出して今年で11年になる。この理容店の大きさはわずか20~30平方メートルであるものの、そこには李さんのすべての理想が詰まっている。
理容師である李さんは、客の要望を理解することに長けており、「髪型を変えずに長さだけを短く」「全体的に短く」「両サイドを短く」といった要望に合わせて、はつらつとしたイメージに仕上げることができる。「おまかせで」という理容師泣かせの要望に対しては、客とコミュニケーションを取りながらカットしていくという方法を取っている。
そんな李さんは2月、客を増やすためにショート動画をアップし始めた。すると、思いがけないことに、わずか1カ月ほどで、ある動画が爆発的人気を集めるようになった。李さんは「自分のやって来たことは間違っていなかった」と自信を強めたという。
李さんの動画は、トーキングスキルに長けているわけでも、専門用語を連発しているわけでもないのに、見始めるとなぜか夢中になってしまう。李さんにカットしてもらった人は、髪型だけでなく、「目まで自信に満ちた印象に変わっている」という。
李さんは、「好評価」の秘訣は実はとてもシンプルで、「コミュニケーション」と「理解」だと言う。どんな客が来ても、まず最初に相手が本当に求めていることを知ろうとするという。例えば、「少し短めにするだけ」という客の場合、まず、どれくらいの頻度で散髪しているかを聞き、「1カ月に1回」という答えが返って来ると、1カ月で伸びる髪の長さの分だけ、「大体小指の第一関節までの半分くらい」を切るといった具合だ。
李さんが「ネットの人気者」になり、多くのネットユーザーは李さんのライブ配信の視聴者数が10万人を超える時もあることに注目している。「一般ネットユーザーだけでなく、中国各地の美容師もその技を盗もうと視聴している」とするネットユーザーもいる。
李さんの理容店は今、大繁盛になっており、中には李さんの技を体験しようと他の地域からわざわざやって来て、8時間並ぶ客もいるという。さらに、そのスキルをレクチャーしてもらうためにやって来る同業者もいる。
「人気理容師」になったからといって、李さんはカットの値段を変えることはなく、男性30元(約600円)、女性45元(約900円)のまま。体力的に限界があるため、1日30人ほどの客しか対応していない。「とても疲れるけど、楽しい」と李さんは言う。
絶賛する声が続々と寄せられていることについて、李さんは「上手というよりは、ミスをできるだけ減らしているだけ」と謙遜する。そして、「カットのためにわざわざ来ることはおすすめしない。でも、美しい景色が広がる私の生まれ故郷・懐化市を旅行するために来て、ついでに散髪に来るというなら大歓迎」と語る。
李さんは将来について、「はさみを握っているこの手で未来をしっかりとつかみたい。お客さん一人一人の要望に真剣に耳を傾け、満足してもらいたい」とし、「今後の計画?もちろん髪を切り続けること」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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