中国を公式訪問中のイタリアのマッタレッラ大統領は9日夕方、北京大学で講演を行い、今日の世界において、各国の相互理解の促進に向けて、異なる文明間の対話と交流の強化の必要性が一層高まっているとの考えを示しました。

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マッタレッラ大統領は、講演の中で中国とイタリアの交流の歴史を振り返り、「古来、中国文明とイタリア文明は豊かな文化交流を通じて緊密につながっており、人類文明の発展に重要な貢献をしてきた。今日の交流は、数世紀にわたる両国の交流の延長線上にある」と述べました。

また、中国の北宋時代の文豪・蘇軾（そしょく）の詩『不識廬山真面目、只縁身在此山中（廬山の本当の姿が分からないのは、この山の中にいるからだ）』を引用し、今の時代における異なる文明間の交流と相互参照、各国の相互理解の重要性を強調しました。

来年、中国とイタリアが国交樹立55周年を迎えるにあたり、マッタレッラ大統領は、「科学技術、環境、公衆衛生などの分野で中国との協力を深め、グローバルな課題に共同で取り組んでいきたい」と述べました。（提供/CRI）