CRI online 2024年11月6日(水) 12時20分
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小田原市文化教育訪中団が5日に、北京市と河南省安陽への訪問を終え、帰国の途に就きました。
小田原市文化教育訪中団が5日に、北京市と河南省安陽への訪問を終え、帰国の途に就きました。団長の堤千恵子さんと団員らは北京市内で5日、「中国に実際に来て初めて分かることがたくさんある」と話し、とりわけ「実際に触れ合う」ことが信頼関係の構築にとって重要と訴えました。
今回の訪中団のメンバーは書道や太極拳、ドローンやソフトウェア開発などの専門家5人で、北京滞在中には中国語教育や漢字の魅力を紹介する教育組織での交流会のほか、市内の高校を訪れてロボットサークルでの生徒の活動を見学しました。また、安陽市では世界遺産の殷墟博物館や曹操高陵博物館の見学のほか、地元の中学校で交流を行いました。
堤団長は、「若者の元気な姿やいきいきとした働き方、女性の活躍など、実際に来て分かったことがたくさんありました」と手ごたえを話し、「人と人が触れ合うことで信頼関係が生まれて、それが次につながることを実感できた。一つ一つは小さなことかもしれないが、帰国後に、そのつながりを一つ一つ広げていきたい」と感想を述べました。
機械工学が専門の溝口久副団長は、北京工業大学附属中学で見学したロボットサークルについて、「子どもたちの熱中ぶりに感動した」と、感無量な様子で話しました。また、「中国と日本は人と人との関係が面白くて楽しいので、民間レベルでの交流を深めて、もっと融和した関係になってほしい」と期待を寄せました。
今回が初訪中という会社経営者の大田晴啓さんは、「接点を持った企業の皆さんとコミュニケーションしたい。また日をあけずに(中国を)訪問したい」と、今後の訪中にも意欲を示しました。
ハルビンで4年間暮らしたという川本学さんは、「中国の皆さんが暖かくもてなして、受け入れてくださった点は昔と変わっていない。これからも中国とかかわりを持って、一緒に仕事をしていきたい」と久々の中国訪問の手ごたえを振り返りました。
神奈川県小田原市内で太極拳の講師を務める青木久世さんは、「中国の若者は自分を前面に出す。エネルギーを感じた」と感想を述べ、「中国と日本は、市民レベルでは仲良く交流ができるのだということを、口づてでもよいのでもどんどん伝えていけば、日中はより良い関係になれると思う」と訪中の感想を述べました。
一行の北京での日程を手配したのは、北京市民間組織国際交流促進会です。同会の焦彧童副会長は「中国と日本の人々が尊重しあい、理解しあい、協力しあうことで、アジアの平和、世界の平和に民間からの力を尽くす。それこそが理想的な付き合い方だと思う」と交流に寄せる思いを語りました。
なお、安陽市と小田原市は2011年に友好交流提携を行い、新型コロナウイルス感染症の流行期にもオンライン書画展などの開催で、毎年欠かさずに交流を続けてきました。今回の訪中団派遣も両市の友好交流の一環だということです。(提供/CRI)
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