中国、コロナ禍で大学生活を送った2022~24年卒が就職差別に直面―シンガポールメディア

Record China    2024年11月7日(木) 5時0分

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シンガポール華字メディアの聯合早報の1日付記事によると、中国の雇用市場で新型コロナウイルス感染症の流行中に大学で学んだ新卒者を採用しないという新たな差別が表面化している。写真は中国の大学の就職説明会。

シンガポール華字メディアの聯合早報の1日付記事によると、中国の雇用市場で新型コロナウイルス感染症の流行中に大学で学んだ新卒者を採用しないという新たな差別が表面化している。

一部の採用担当者の間では2022~24年の新卒者に「疫情班(コロナ禍組)」というレッテルを貼る人もいるという。授業はオンライン形態が中心で、スマホに依存しやすく、専門的なスキルを学ばず、コミュニケーションスキルや社会実践が不足しているとの認識からだ。

23年の新卒者である王思涵(ワン・スーハン)さんも就活で差別を受けた一人だ。農業大手とのオンライン面接で、王さんを含む3~4人の応募者は、面接官から「コロナ禍3年間でオンライン授業を受けてきた学生がわれわれの報酬を受け取るにふさわしいと思うか」と聞かれたという。

上海・浦東のある企業経営者によると、この会社では20年以降、20人余の新卒者を採用してきたが、「コロナ禍の学生らは社会を理解するプロセスが欠如している」として、今年は新卒者の採用を見送ったという。

記事は「中国ではこうした現象により多くの若者がコロナ禍3年間の暗い影から抜け出せなくなっている。若者の失業率が高止まりする中、コロナ禍組の学生らにとって、就職差別は泣き面に蜂だ」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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