中国メディアの快科技は3日、中国電気自動車（EV）大手の比亜迪（BYD）について、四半期の売上高で初めて米EV大手のテスラを抜いたが、テスラとBYDの時価総額の差は依然として6倍あるとする記事を掲載した。

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記事によると、今年第3四半期（7～9月）の売上高は、BYDが前年同期比24％増の2011億2000万元（約4兆2235億2000万円）で四半期として過去最高を記録したのに対し、テスラは同8％増の251億8000万ドル、人民元換算約1793億元だった。

2022年第1四半期以降の両社の売上高は次の通り（テスラは1ドル＝7．1202元で計算）。

22年第1四半期：テスラ1335億5000万元、BYD668億3000万元

22年第2四半期：テスラ1205億7000万元、BYD837億8000万元

22年第3四半期：テスラ1527億6000万元、BYD1170億8000万元

22年第4四半期：テスラ1731億5000万元、BYD1563億7000万元

23年第1四半期：テスラ1661億1000万元、BYD1201億7000万元

23年第2四半期：テスラ1774億9000万元、BYD1399億5000万元

23年第3四半期：テスラ1662億6000万元、BYD1621億5000万元

23年第4四半期：テスラ1800億4000万元、BYD1791億9000万元

24年第1四半期：テスラ1516億7000万元、BYD1249億4000万元

24年第2四半期：テスラ1815億7000万元、BYD1761億8000万元

記事は、四半期の売上高でBYDが初めてテスラを抜いたことについて、「これはBYDの販売が好​​調だったことに関係しており、今年1～9月の販売台数は前年同期比32％増の274万7900台で、うち9月は前年同月比45．91％増の41万9426台だった」とし、「このペースが続けば通年の売上高でもテスラを抜く可能性がある」と指摘した。

記事は、香港証券取引所と深セン証券取引所の両方に上場しているBYDの株価の年初来上昇率は、香港上場株が31．9％、深セン上場株が49．2％で、時価総額が8530億元（約17兆9130億円）に達したのに対し、テスラの株価は年初は横ばいで、ほとんどの時期で低迷しているが、時価総額は人民元換算5兆7495億6000万元で、両社の時価総額の差は年初の10倍から縮まっているものの、それでも6．7倍あると伝えた。（翻訳・編集/柳川）