上海日本人学校、「南京大虐殺」記念日をオンライン授業に切り替え―シンガポールメディア

Record China    2024年11月3日(日) 8時0分

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1日、シンガポールメディア・聯合早報は、上海市の日本人学校がいわゆる南京大虐殺の記念日をオンライン授業に改めることを発表したと報じた。写真は南京大虐殺記念館。

2024年11月1日、シンガポールメディア・聯合早報は、広東省深セン市の日本人学校で発生した児童刺殺事件を受けて、上海市の日本人学校がいわゆる南京大虐殺の記念日をオンライン授業に改めることを発表したと報じた。

記事は、上海日本人学校が10月31日、安全面を考慮した結果、12月13日をオンライン授業に変更すると発表したことを紹介。12月13日は中国で「南京大虐殺87周年記念日」に当たると伝えた。

そして、決定の背景として、6月に江蘇省蘇州市で、9月に深セン市でそれぞれ日本人学校の児童が襲撃される事件が発生し、特に深セン市の事件は満州事変の発端となる柳条湖事件の記念日である9月18日に起きたことを説明。二つの事件により中国にいる日本人に恐怖の感情が芽生えており、中国国内にある日本人学校で安全確保の強化が行われているほか、日本の外務省も日本人学校向けに安全確保のための費用援助を行っているとした。

記事によると、上海日本人学校は虹橋校区、浦東校区に分かれており、2校区の児童・生徒数は合わせて1700人に上る。記事は、12月13日の「南京大虐殺被害者国家公祭日」に反日感情が高まることを懸念して、子どもたちを学校に通わせずオンライン授業にすることを決定したと上海駐在の日本メディア関係者が明かしたことを紹介した。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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